2013年12月09日

制作した看板のご紹介

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今日はちょっとお仕事のお話を。

私の仕事はグラフィックデザインとイラストレーションがメインです。
仕事の割合で言うと、グラフィックが7でイラストが3くらいでしょうか。
元々グラフィックデザインを中心に仕事をしていましたので、やはりメインはグラフィックデザインになります。

グラフィックデザインと言っても、その内容は多種多様です。
チラシやポスターから名刺、はたまた機関紙や冊子まで。
そして時々ですが、上の写真のような看板のデザインも依頼があったりします。

この看板のお仕事。
どちらも同じクライアントからの依頼です。
ジェムラインジャパンという宝石店の看板ですが、お仕事は広告代理店の会社さんから依頼を受けて制作しました。
一番最初の看板は、一年前に制作した物です。
二番目の看板は、つい最近制作した物。
本日、「無事設置出来ました」と画像がメールで送られて来たので、ここで紹介させて頂きます。

一番目の看板は、香芝に設置された看板。
県道106号線沿いに設置されています。もちろん1年前から。
そして二番目の看板が、今回設置された看板。
こちらは西名阪自動車道に設置されています。
正確には西名阪自動車道に隣接するビルの壁面に設置されている。

大阪方面から西名阪自動車道に入ってすぐに、左手に見えて来ます。
緩やかなカーブの先に見えるので、結構長い時間見る事が出来ます。
どちらも見かけたら、ちらっとだけ見て下さい。
車を運転中は危ないので、決して凝視はしないで下さいね(笑)

さて、今回の看板ですが、実はこの看板に決まる前に、別の案を出していました。
クライアントから「とにかくインパクトのある看板のデザインを」と依頼されていました。
そこで最初に思いついたデザインがこれです。
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鷲が獲物を捕らえた瞬間を絵にしています。
でも、捕らえたのは獲物では無く、高級腕時計。
時計だけに「時間を捕らえる」という意味合いでデザインしました。
そしてもう1案考えたのがこれ。

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西名阪自動車道に設置される看板なので、車をイメージするデザインを考えました。
F1ドライバーが一瞬の時間を駆け抜けるイメージでデザインしました。
キャッチコピーにも「刹那を刻め」と時計を関連付けました。
この二つの案を出して、どちらかを選んでもらう予定でした。
しかし、二つを並べてみると、ちょっと華やかさが無い。
どちらも男っぽいイメージが強い。
そこで、少し違うイメージの物をデザインしたのが、今回採用された案でした。

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ドラキュラ風の女性が、時計を掴むイメージに仕上げたデザイン。
キャッチコピーも、「煌めきの瞬間」としました。
私自身はこの案を一押しとしてクライアントに提出しました。
しかし、ジェムラインジャパンさんは、3つとも気に入って、どれにするか散々悩んだそうです。
制作した者としては、これほど嬉しい事はありません。
でも、やっぱり最終的に、私が一押しした案が採用となりました。

今回のこのドラキュラ風の女性。
どのようにして制作したのか、少し紹介したいと思います。
写真は、フリーランスの女性の素材集から持って来ています。
元々の写真がこれです。
とってもキュートな女性の写真です。

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元々はリラクゼーションをテーマにした女性の写真素材集の物です。
これをドラキュラ風に変えるために、まず目を黄色にレタッチ。
そして唇を血の様に真っ赤にレタッチします。
するとこのような写真になります。
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続いて牙を入れて行きます。
ここはレタッチと言うよりも、Photoshopで牙を描いているという表現の方が的確かも知れません。
ペンタブを使って、より牙に見えるように描きこんで行きます。
ドラキュラ風になりました。
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最後によりインパクトを出すために、目の部分に視線が集中するように、放射線状にぼかしをかけます。
髪の毛などの部分がボケる事で、より一層、目や唇が目立つ様になり、視線がここに集中されるようになります。
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最後に手と時計を合成して、文字等を入れこんで完成です。
いかがですか、元の素材集から、全く違うイメージの写真が出来上がるですね。面白いでしょう。
今回、先に鷲のイメージで出来たデザインがあったから、鷲の目のインパクトのイメージで、このドラキュラ風女性が誕生しました。
私自身納得出来る仕事が出来、クライアントにもとても喜んで頂けたので、本当に嬉しいです。
看板は、常に見える所にある物なので、これから沢山の方の目に触れると思うと、また嬉しいですね。

これからも、もっともっと喜んで頂けるようなデザインが出来る様に、もっともっと頑張りたいと思います。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:56 | Comment(2) | 仕事
この記事へのコメント
とっても興味深くお話を読みました。
本当に三つとも素晴らしい出来ですね。
キャッチコピーもそれぞれにインパクトがあります。
islandさんは言葉の表現力も優れていらっしゃいますね。

それにしてもモノづくりのお仕事っていいですね。
我が家の好きな番組に「ガイアの夜明け」というのがありますが、下町の工場が努力の結晶で凄い先端技術の製品を作ったりするお話にとても感動してしまいます。

頑張れ、islandさん!
頑張れ、日本!
Posted by 春眠 at 2013年12月10日 09:13
春眠さん、興味を持って頂きありがとうございます。
キャッチコピーはデザインの要素の一つですからね。
昔からキャッチコピー考えるのは好きでした(^^;)
上手かどうかは別として、好きだから表現できるのだと思います。

モノづくりは日本人の原点ですよね。
単に作るのではなく、そこに魂を込める。
だから世界は真似出来ないような、素晴らしいモノが出来上がって来るのだと思います。
私の場合はモノと言えるか解りませんが、表現して形にする事の喜びを味わえるのは、とても幸せな事だと思います。
あとは、それに、もう少し報酬が付いてくれたらなぁ〜(笑)
なかなか厳しい現実ですが、好きだからこそ続けて行きたいと思います。
声援ありがとうございます(^o^)
Posted by island(ふくはらしゅんじ) at 2013年12月10日 13:05
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