2010年05月23日

才能は自ら開くもの

最近、何気なくテレビを観る事が結構ある。
本当に何気なくなのだが、今日もご飯を食べた後、何気なく点けていたら「エチカの鏡」という番組で、「子供の才能の伸ばし方」という内容をやっていた。
子育て真っ最中の我が家でもあるので、思わずどんなものなのか観てしまった(笑)

内容的には、人間には誰しも隠された才能があり、その才能は遺伝子を調べる事で判断できるというもの。
それから、日本人のトッププレイヤーを育てた、子育て方法のポイント。
大きく二つの内容で構成されていました。

まず一つ目の遺伝子で才能がわかるという内容ですが、遺伝子を調べる事で99%の確立で、その子の才能を判断できると言う事です。
ただ、この研究の紹介が中国での事。
中国と聞いただけで、私の頭の中では「信じられない」という言葉が変換されてしまう(笑)
研究しているところが、国家プロジェクトらしいので、捏造では無いと思うのですが、何せ中国ですからね。国家ぐるみで捏造も有りえます。

中国では一人っ子政策で、子供にかけるお金も時間もケタ違いらしい。
あくまでも一部の富裕層の話ですが、競い合うように子供に英才教育を受けさせているんだとか。
そしてそこに、この遺伝子による才能判断が有効になると言うわけです。
つまり、自分の子供が何の才能があるか、事前にわかれば親もその才能にあった教育を受けさえる事ができるという訳です。

一見合理的で理想的なように思えますが、肝心な事が抜けています。
それは、子供がその事を好きなのか?興味を示しているのか?
そんな事お構いなしに、中国の富裕層の親達は我が子に英才教育を受けさせているのでしょう。

ただ、これは中国に限った事では無いでしょうね。
日本でも結構そんな親はいると思います。
自分の子供に過度な期待を寄せて、プロスポーツ選手になってほしいとか、アイドルになってほしいとか、歌手になってほしいとか、親の夢を子供に押し付けているのではないでしょうか?

中国の親達は、遺伝子で才能がわかれば、子供にその道に進ませる事が出来る。
子供に遠回りをさせないで、近道をさせてあげる事が出来る。こんな素晴らしい事はない。と胸を張って主張していました。
しかし、私には全く逆のような気がします。
子供だからこそ、近道をさせずに、いろんな所を探し経験し、自分の興味のあるものを見つける。その道中こそが大事だと思うのです。
子供が興味を示す事をさせる。そしてその事を親がバックアップする。そのことが大事だと思います。

中国の話題の後に、日本の学者の人が話していた内容が、とても「なるほど」と思える内容でした。
その人は「良い遺伝子をONにして、悪い遺伝子をOFFにする」ことが、才能を開花させる可能性を高めると言っていました。
そしてその遺伝子のON・OFFの方法がまた素晴らしい。

良い遺伝子をONにして、悪い遺伝子をOFFにするには、心のあり方が重要だと言うのです。
良い遺伝子をONにするには、陽気な心を持つ事と話していました。
いや〜素晴らしい。実に日本人らしい考え方です。

そして、実際にトッププレイヤーを育てて来た親達も、これを実践していました。
子供に過度な期待をしていた訳ではありません。
子供が興味を示した事からスタートしています。
「プロにしよう」と片意地を張っていたのでは無く、子供と共に楽しんで育てたらしいのです。

なるほど、近年、日本人アスリートが世界でトップクラスに君臨するのは、こんな秘密があったわけですね。
いくら遺伝子を調べて、その子の才能がわかったとしても、その子が興味を示さなければ、何の意味もありません。
中国での子供の英才教育を見た時、これでは子供は育たないと思いました。

子供達は親の操り人形ではありません。
子供達が何に興味を示し、何を頑張りたいかは、子供達が決める事です。
親はそのきっかけを探る手伝いをし、興味を示して頑張り始めたら、サポートする事の方が大事です。

確かタモリが言った言葉だったと思うのですが・・・親の期待を背負ってゴルフの練習に通う子供達の会話。
「どうせ俺達はプロになんかなれないよ」
親が夢を見て、子供が現実を見ている。昔は逆だったのに。
そんな言葉が印象的でした。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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