2010年03月15日

恵まれ過ぎている子供たち

同じ年代の子を持つ親と話す時に、よく私が話す言葉があります。
それは「今の子は恵まれ過ぎて可哀想だ」という言葉です。
恵まれた環境が悪いと言っている訳ではありません。
恵まれているのに、そのことを感じさせる事が出来ないのが可哀想だと思うのです。

これは私たち親にも責任があると思います。
子供が喜ぶからと、無闇におもちゃを買い与えたり、お菓子を買い与えてしまう。
また、子供がDSを持っていないと、仲間に入れて貰えないからと、子供に簡単にDSを買い与えてしまう。

私たちが子供の年代は、家にゲームなどは無く、遊ぶのは外と決っていました。
野球をしたり、冒険をしたり、とにかく外で思いっきり遊んでいました。
そしておもちゃも滅多に買ってもらえなかったので、おもちゃが壊れたら自分で修理して遊んでいました。

最近のおもちゃは電子化されて、ちょっと壊れると大人でも修理不可能な物が多い。
昔のおもちゃは単純な作りだったので、自分で修理したりして何とか使っていました。
それに壊れたからと言って、親に新しい物など絶対に買ってもらえません。
壊れたら壊した自分が悪いと、子供心に解っていました。

今の子供たちは、外で遊んでもDSをしていたり、最近だとカードゲームやベイブレード(装置の紐を引っ張って回すコマ、現代版べいごまとでも言おうか)で遊んでいます。
自分たちで何かを作るとか、自分たちで遊びを考えるという機会が非常に少ない。
故に想像力が乏しく、また壊れたら新しい物を買ってもらえるので、物を大事に扱わない。

これは食べ物に関しても同じ事が言えます。
食に対する欲求があまりありません。
それはあまりにも周りに食べ物が溢れているからではないかと想像します。
おやつひとつとってもそうです。

私が子供の頃などは、お菓子をもらったら大喜びで、兄弟で競うように食べていました。
しかし、今の子はお菓子をもらったくらいでは喜びません。
いつでも食べれる物だからです。
それどころか、好きなお菓子でなければ食べません。
この満たされ過ぎた子供たちに喜んでもらおうと、大人はさらに何かを与えようとはしていないでしょうか?

私はこの数年間、学童保育に関わり、約2年間は代表〜会長として活動してきました。
そこで感じたのが「子供たちは満たされ過ぎている」という事でした。
私たち親はついつい、子供のためにと全ての環境を整えようとします。
そして「子供たちに満足してもらおう」といろんな事を考え行事なども行います。
しかし、子供たちが本当に喜ぶ事は別なところにあると思います。

子供たちは喜ばされるよりも、本当は喜ばせたいのではないかと思うのです。
子供にとって一番嬉しい事。それは親が喜んでくれる事だと思います。
自分がした事で、お父さん・お母さんが喜んでくれた。
それが子供にとって一番嬉しい事だと思うのです。

そしてそれが大きく広がっていくと、地域の中で子供たちの活動が大人を喜ばせる。
それは子供たちにとって、嬉しいだけでなく、大きな自信に繋がります。
自分たちが地域の中で必要とされている、自分たちの活動が感謝されているという、自立心に繋がると思います。

学童でも子供会でも、他のクラブ活動でも感じる事です。
やたらと親が「子供たちを喜ばせよう」と頑張っています。
ここは逆転の発想で、子供たちに喜ばせてもらおう。という気持ちでやる方が良いかも知れません。
私たち親が思っている以上に、実は子供たちはしっかりしています。
あまりにも親が手をかけ過ぎると、その事自体子供にとっては鬱陶しいのかも知れません。

恵まれ過ぎている子供たち。
私たち親は、これ以上子供たちに、物を与える必要は無いのです。
むしろ、子供たちともっと接し、一緒に遊んだり地域の清掃活動をしたり、社会の為になる喜びを共に体験させる事が大切だと思います。
「ボクがやった事を喜んでくれる人がいる」「私のやった事が感謝された」
この延長線にあるのが、仕事のやりがいではないでしょうか。
働く事の意義を、喜びを、子供たちに少しでも教えていければ、フリーターや引きこもりなんて大人は激減すると思います。

思った事を取り留めも無くつぶやいたら、ただ単に長いだけの文章になってしまいました(^^;)
言いたい事は「子供には金かけるより愛情かけろ」という事でしょうか(笑)
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:58 | Comment(2) | TrackBack(0) | 私の思うこと
この記事へのコメント
激しく同意です。親が何でもしてあげてしまっている子どもは、悪い人間とは異なるのですが、性格面でどこか歪んで育ってしまいます。
 逆に子どもにあまり多くの事をしてあげられない場合でも、親が嘘をつかずに、真摯に向き合っていれば、素直な良い子に育ちます。
Posted by ミリア at 2010年03月16日 00:54
ミリアさん、こんなブログにお越し頂いてありがとうございます。
激しく同意頂いて嬉しい限りです。
今の子供たちは、人に喜んでもらえる幸せを知らないのではないでしょうか?
これは明らかに私たち大人の責任だと思います。
「子供を可愛がる」という意味を勘違いしていると思います。
やはりかけるべきは、お金では無く愛情ですよね。
Posted by island at 2010年03月16日 09:05
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