2008年01月08日

自費出版の限界

出版に興味のある人にとってはショッキングなニュースでした。
大手出版社の新風舎が事実上倒産したとのニュース。
本当にビックリしましたね。
私もよくホームページを見ては、「いろんな本が出版されているんだなぁ〜」と感心していました。

以前、新風舎から自費出版した人が「契約条件と違う」ということで、新風舎を訴えていましたが、やはり自費出版の限界を越えてしまっていたのでしょうね。
私も出版の仕組みに関しては詳しくありませんが、やはり「自分の本を出版できる」ということには、魅かれますよね。
「自分の本が本屋さんに並ぶ」想像しただけでも夢のようで舞い上がってしまいます。

私も三年ほど前に、絵本新人賞を受賞して絵本「バナナムーン」をARTBOXさんから出版させて頂きました。
出版の日が待ち遠しくて、出版と同時に数々の本屋さんを巡ったものです。
しかし、想像していた「本屋さんに並ぶ」というのは、厳しい現実でした。
まず、よほど大きい本屋さんでないと、置いていません。
そして大きな本屋さんでも数冊あるかどうか・・・・というところでした。

冷静になって考えてみれば、星の数ほどある絵本の中で、本屋さんに並ぶ絵本と言うのは、本当にベストセラーの絵本ばかりです。
そして新しい絵本が並ぶのは、本当に大手の出版社の絵本ばかり。
私のような何処の馬の骨か解らない人間の絵本が並ぶことなんて、まずあり得ないことなんです。
でも、やっぱり夢を追い求めますよね。

新風舎も最初は「自分の本を出版したい」という、そんな人のために真剣に自費出版に取り組み、フォローしてきたのだと思います。
しかし、出版社もやはり利益をあげないといけません。
自費出版を増やせば、その分その本を売るコストがかかってきます。
自ずと本を売る努力はしなくなる。そんな気がするのですが。

私もバナナムーンの出版以降。本当に本を出版するというのは難しいことなんだと、改めて解りました。
私としては、また次の絵本も出版できるように、頑張って描いていきたいのですが、今回の新風舎の件で自費出版の限界を感じ、ちょっと複雑な気持ちです。
一番いいのは、どこかの出版社が、私の絵本を出版してくれるのが一番嬉しいのですが、それは何とも虫の良過ぎる話です。
出版社としても、「売れる絵本」が欲しいわけで、売れるかどうかも解らない物を、出版する出版社などありません。

でも、夢は捨てたくありませんね。
「いつかは出版を・・・」と言う気持ちを持ちながら、楽しみながら絵本を描いていきたいと思います。
今年は「バナナムーン」「クジラのゆめ」に続く絵本を描きたいと思います。

私の絵本に興味がありましたら、是非ご覧頂ければと思います。
http://www.ds-island.jp/gallery/ehon/ehon.html
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:18 | Comment(2) | TrackBack(0) | 絵本
この記事へのコメント
自費出版というのは本当に難しいようですね。
前にテレビで見たことがあります。
自費出版しませんか?と題して宣伝して、実際に本屋に並ぶことはほとんどないそうです。
昔に比べ本屋さんの数も減り、売れないと週刊誌などが1年で出版を終わる時代です。
出版社も売れる欲しい本を出版したいのが現実なんしょうね。
islandさんのように絵本新人賞を受賞してもなかなか小さい本屋さんには並ばないようですしね。
違った形で絵本が売れるといいですね(^。^)
Posted by かーくん at 2008年01月09日 08:02
かーくん、出版社も大変なんでしょうね。
売れる本を出版したいのはどこも同じでしょう。
「がばいばあちゃん」や「ホームレス中学生」のように、テレビでの影響力が強い本なら出版社も喜んで出しますからね。
出版のあり方もどんどん変わっていくのでしょうね。
Posted by island at 2008年01月10日 09:34
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