2004年07月02日

刺激を受けるDVD

先週買った「ファインディング・ニモ」のDVD。
本編は3回ほど見ている(子供が)が、DISC2の方を見たことが無かったので、見てみることにした。

いろいろな「おまけ」が付いているのだが、「ファインディング・ニモ」が出来るまでの、粗筋をまとめたものがあった。
正直ビックリした。そしてものすごい刺激を受けた。やはりプロフェッショナルの現場は凄い。

「ファインディング・ニモ」を視て、誰もがまず一番に驚くのは、その映像の美しさだと思います。
サンゴ礁の美しい映像は、自分が本当に魚になって、海の中に居るような気持ちになります。

この美しい海の中の世界を表現するために、制作者達は実際に海に潜り、海の美しさ、怖さ、強さ、優しさを肌で感じ取ったそうです。
そして、コンピューターグラフィックで、その美しさを表現するために、何度も何度もテストを繰り返し、改良を重ねていきました。

しかし、ただ美しいだけでは映画になりません。リアルに表現するだけなら、実写で撮った方が良いのです。
この物語はカクレクマノミの親子が主人公です。そして様々な海の生き物が登場します。
どの生き物も、人間のように豊かな表情を持っています。これはさすがに実写では出来ません。コンピューターグラフィックならではの産物です。

この生き物達の表情にも、物すごいこだわりを持って制作していました。
喜怒哀楽を魚に表現させるために、あえて瞼のない魚にまばたきをさせて、人間の表情に近づけています。しかし、その魚の特徴を崩さないように、うまいことキャラクター化しています。

最後の場面近くで、ニモを探すマーリン(お父さん)と一緒に旅してきた、ドリーがマーリンと別れたくないことを、話す時の表情が、話ながら徐々に寂しく不安な表情になっていきます。
この場面の表情が、最初はうまく出来ていなかったため、監督からチェックが入ります。
制作者はその表情を作り出すために、部屋に一日中閉じこもり、自分の家族の事に置き換えて、物凄く寂しく不安になった自分の表情を、ビデオに撮影して、顔の変化を研究していました。

時間にしてわずか数秒、しかしこの数秒の映像を作り出すために、自分をとことん追いつめて、自分の中の能力を120%引き出します。
そんな場面がいたるところにあるのですから、制作に物凄い時間がかかっていることは、言うまでもありません。

コンピューターグラフィックの世界というと、どうしてもデジタルで、機械的な、冷たい印象を持ちますが、この「ファインディング・ニモ」に代表される「PIXAR」の制作する映像は、人間らしさ・温かさを感じます。
日本でいうところの「スタジオジブリ」でしょうか。「もののけ姫」の制作ビデオも見たことありますが、今回と全く同じ印象を受けていたのを覚えています。

アニメーションと、コンピューターグラフィックと、多少表現手法は異なりますが、自分の中の最大限の表現を引き出すために、自分の全てをぶつけているのは、同じだなと思いました。

私も自分の感じていること、イメージしていることを表現する一つの手段として、コンピューターで絵を描きますが、とても良い刺激になります。
私も自分の中の表現を、最大限引き出せるように、これからも頑張っていきたいと思いました。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 22:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | アート
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/61547647
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック