2020年11月17日

地域の繋がりが防犯になる

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ネットニュースを見て気づいた。
16年前に起きた「奈良・楓ちゃん事件」。
当時7歳の楓ちゃんが、行方不明となり、その後遺体で見つかった。
16年前の今日が、その事件発生の日でした。

小林薫被告が逮捕され、死刑判決が出て、死刑執行されています。
しかし遺族からすれば、何も終わっていない。
当時息子はまだ5歳で就学前でした。
同年代の子が命を奪われたことに、悲しみと犯人に対する怒りがこみ上げていたことを、今も思い出します。

2年前、私が小学校のPTA会長をしていた時に、特別支援担当の先生がいました。
朝の挨拶で立哨していると、最後になった児童を連れて、よく一緒に歩いていました。
その後、校門でよく立ち話をしていた。

その先生は、事件当時、楓ちゃんの学校に赴任していた。
楓ちゃん事件の事については、本当に悔やんでいました。
児童一人一人に向き合う姿は、「もう二度と楓ちゃんのような子を出さない」という意志の表れだったのかも知れません。

親となり子供が学校に通い、PTA活動を通して改めて思う事。
やはり一番の防犯は地域の繋がりです。
学校と保護者と地域、この3つが連携しなければ、子供達を守る事は出来ません。

私が子供の頃は、住んでいる地域は、大きな家族のような地域でした。
町全体が大きな家族のような繋がりで、町ですれ違う人は、みんな知っている人。
逆に言えば、知らない人が居たら「誰だろう?」とみんなが思うような環境でした。

昔は地域社会が密接に繋がっていて、知らない人が入って来たら、すぐにわかる環境でした。
しかし、地域社会が薄れ、同じ町内でも住んでいる人は知らないのが、今の地域の現状です。
私の町も、300世帯ほどありますが、知らない顔がほとんど。
自治会の役員をしていた私でもそうですから、皆さん知らない状態だと思います。

町内会の行事などで顔を合わす事もありましたが、今年はコロナ禍で、行事も出来ない。
せっかく構築されつつある、町内のつながりもSTOPされた状態です。

学校から時々、不審者情報のメールが届きます。
先日も「子供たちの写真を撮っていた」という内容のメールが届きました。
結果的にそれは不審者では無かったのですが、仮に誤りであっても、それくらいの危機意識の方が大事だと思います。
もし、その写真を撮っていた人が、ご近所さんで、子供達も顔を知っていたのなら、不審者情報にはならない。

やはり一番の防犯は、地域社会の構築だと思います。
昔のように、地域の顔が分かり合えていれば、その中で不審者は浮かび上がってくる。
今はお互いの顔がわからない状態なので、誰でも不審者になり得る。
子供達を守るためには、間違いであっても知らぬ者は不審者くらいで見るしかない。

コミュニティースクールが始まり、より地域と学校との連携が強くなっていくと思います。
地域の方々と学校が連携することで、地域の方々の顔を子供達が知る。
そこに保護者(PTA)も加わって、みんなが顔なじみになることが、一番の防犯になると思う。

加えて大事なのは、犯罪者を生み出さない社会。
生まれた時から犯罪者なんて人はいません。
犯罪者を生み出さないような教育が大事だと思います。
学力の向上だけが教育ではない。
生きていく力を身につけるのが教育だと思う。

そんな意味では、日本の教育も根本から考える必要があると思います。
楓ちゃんのように、幼い命が奪われる事件が二度と起きないように。
変えていくのは、私たち一人一人の意識なんだと思います。

大きな事は出来ないけど、私も保護者(PTA)の一員として、地域の住民として、考えていきたいと思います。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:12 | Comment(0) | 私の思うこと
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