2018年10月26日

竹の文化

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今夜は校区人権学習会があり公民館へ。
「身近な『竹の文化』を人権の視点で考えましょう」と題して、山本信彦さんに講演していただきました。

最初は「人権学習会なのに竹?」と不思議に思っていました。
竹の文化と人権に何の関係があるのだろう?と、わからずに講演が始まりました。
最終的に全てはわからなかったのですが、竹の文化の意味合いはわかりました。

何せ先生の話は面白くて、講演予定の半分も終わらない内に時間となってしまったのです。
それも想定内だったようで、先生としては、竹の文化を見直す事を一番に伝えたかったようです。

話は三重県人権センターで見つけた、民族楽器から始まります。
竹と木材で出来た民族楽器。
簓(ささら)と呼ばれる楽器で、それを欲しくて自分で手作りしたようです。

そしてそのささらを使った伝統的な大衆舞踊があるとのことで、富山まで足を運びます。
その伝統的な大衆舞踊が「こきりこ節」。
♪マドのサンサはデデレコデン ハレのサンサもデデレコデン♪
きっと誰しもが一度は聞いたことがあると思います。

富山で使われているささらは、棒状のものではなく、びんざさらと呼ばれるもの。
竹では無いのですが、細かな木材がたくさん組み合わせてあり、それを震わせて音を出します。
他にも太鼓や鼓など、5つほどの楽器で即興の演奏会も行われました。

昔はこの楽器を使って、田植えの時に演奏をしていたそうです。
それは、田んぼへ神様を導くため。
米の豊作を祈って、田んぼで行われた。

これを田楽(でんらく)と呼ぶそうで、こきりこ節も田楽から派生し、田踊りとして発展しました。
田楽や田踊りは、五穀豊穣を祈り、百姓の労をねぎらうためのもの。
田楽法師と呼ばれる職業芸能人たちが、田植えや稲刈りの間に行ったそうです。

この職業芸能人たちの話から、人権に関わる話が出てくる予定だったのだと思います。
しかし、竹の文化が、これほど日本文化に深く関わっていることを、改めて認識した学習会でした。
話の中でも出てきましたが、神社や仏閣などでも、竹は大いに利用されています。

結界を示す所は、必ず竹の棒が使われている。
また商売繁盛で笹もってこい。と言われる十日えびすなども、竹の笹が使われます。
さらに、建築地で行われる地鎮祭にも、四方に竹が使われる。

竹は神様との接点となるものであり、汚れを清めるための物でもある。
お祭りの時などにも、竹が使われていたりするのは、豊作を祈ることと同時に、汚れを払い神様を引き寄せるためのもの。
そう考えてみると、本当に至るところに竹の文化が根付いている。

1時間半程度の短な時間でしたが、本当に面白くて新たな発見があった学習会でした。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:41 | Comment(0) | 日記
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