2016年11月17日

残業有りきの社会の風潮

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またも上辺だけの対応ですね。

電通の社員だった、高橋まつりさんが自殺したことが、大きな波紋となり、電通は様々な対応を迫られている。
残業を減らすために、夜10時に消灯したり、今回は社員手帳に掲載されている「鬼十則」を掲載しないことにするらしい。

「鬼十則」には「取り組んだら放すな、殺されても放すな」「仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない」などの10項目あるそうです。
この「鬼十則」を掲載しないことで、何か変わるのか?何も変わらないと思うのですが。

以前もこの残業のことについてはつぶやきました。
日本の社会が、「残業有りき」で成り立っていることが問題なのです。
さも、残業=仕事できる。または責任感がある。みたいな妄想が広がっている気がします。

残業ってのは、どうしても仕事が間に合わない時に行う手段。
でも、日本の会社の多くは、残業も含めてスケジュールに入れている。
例えば1日8時間勤務で、6日間でできる仕事を、4日間の納期で受ける。
そうなれば、どうしたって2日分の16時間を残業で補うしかない。
毎日4時間の残業をして、6日間の仕事を4日間で終わらせる。
それがもう当たり前の世界になっている。

そして働く側にも「残業するのが当たり前」という風潮は出来上がっている。
実際、私もサラリーマン時代は、残業の嵐でした。
毎晩毎晩、夜の10時11時なんてザラでした。

平日は残業続きで、休日は疲れ切って何もできない。
ようやく身体の疲れが取れたら、また残業続きの平日。
これじゃ〜良い仕事なんてできないと思います。

やはり仕事は定時で終わるようにして、アフター5は自分の時間や、家族の時間に使いたいですよね。
その方が脳がリフレッシュして、仕事の効率も上がると思います。

今回の電通の自殺問題には、「嫌だったら辞めれば良かったのに」という意見も目にします。
確かに辞めて次の仕事を探すのが、本当は一番良い方法です。
ただ、そんなことも考えることができないくらいに、精神的に追い詰められていたのだと思います。
まともな判断ができない。そんな状態だったのではないかと想像します。

人間、睡眠不足が続き、悩み事が増え、自分の思い通りにことが進まなければ、正しい判断ができなくなる。
誰だってあると思います。体調がすぐれない時、嫌なことが続いた時。
「はぁ〜もう何もかも嫌になった」そんな気持ちに、一瞬でもなることはある。
そんな状況に追い込まれていったのでしょう。

電通も含め、日本の会社が見直すべきは、残業有りきの社会の風潮。
定められた勤務内で、ちゃんと仕事ができる環境を作らなければなりません。
誰だって喜んで残業なんてしませんよ。

もう一つの問題は、残業代でなんとか食っていけること。
仮に残業がゼロになったら、一気に手取り額が減るという人が多いと思う。
それも、残業が減らない理由の一つでしょう。

会社は残業有りきでスケジュールを考え、従業員も残業有りきで給料の手取りを考える。
残業しなくても可能なスケジュールで仕事をして、効率を上げて基本給を上げることを目指す。
難しいけど、そうしていかないと、いつまでもこの問題は終わらないと思います。

いっそのこと、基本給を上げて、残業代ゼロにしたら良いと思う。
そうなれば、いくら残業してもお金はもらえない。
それならば、なんとか定時で終わらせようと努力します。
そして会社も、どうしても間に合わない緊急の場合は、特別手当として残業代を出す。
残業って本来そのようなものだと思います。

まぁ、私のようにフリーで仕事していると、いくら夜中まで仕事したって、手当なんてない。
「徹夜して仕事したので、その分お金ください」なんてクライアントにも言えないし(笑)
だからなるべく効率よく仕事をして、自分の時間を作る努力をします。
長時間働くことが良いのではない。効率よく働くことが大切です。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:33 | Comment(0) | 私の思うこと
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