2016年08月06日

71回目の広島原爆の日

160806.jpg

いよいよオリンピックが始まりました。
開会式の様子がテレビ中継されていましたが、日本にとっては8月6日は大事な日です。
71年前に広島に原爆が投下された日。

オリンピックの開会式と重なったためか、マスコミの扱いもとても小さかったような気がします。
そんな中でも広島では例年通り、平和の式典が行われました。
今年は伊勢志摩サミット後に、アメリカ現役大統領として初めて、オバマ大統領が広島を訪れ、原爆の犠牲者に黙祷を捧げました。

「核なき世界」を演説で唱えて、ノーベル平和賞を受賞したオバマ大統領。
しかし、現実の世界は、核なき世界ではなく、新たな核の脅威が広がっています。
私たちのすぐ隣の国、北朝鮮が核実験とミサイル発射実験を重ね、いよいよ核弾頭ミサイルの技術も持とうとしている。

核実験やミサイル発射の度に、非難決議をしても、結果的に北朝鮮の暴走を止められない。
核なき世界とは裏腹に、世界は核を持つことで発言権を得ることになっている。
だからこそ、北朝鮮は核開発を辞めない。

先日、北朝鮮が発射したミサイルが、初めて日本の排他的経済水域に着弾した。
これまでのミサイル発射とは、危険性が格段に違う。
実際に着弾した付近は、漁業などが行われている水域。
これはもう宣戦布告と同じです。

核兵器を無くしたい。
世界中の多くの人々が望み、特に唯一の被爆国である日本はその思いが強い。
しかし、現実はその核兵器を手にすることで、アメリカや中国、ロシアと対等に物が言える世界になっている。

本当の核なき世界とは。
現状の核兵器による軍事バランスが保たれている限りは、核なき世界はやってこない。
アメリカとロシアが核の保有数を減らしていっても、中国、そして北朝鮮が核を持っていては何の意味もない。
本当の平和とは、核兵器を減らしつつ、互いの軍事バランスを保ちつつ、極力兵器の数を無くすこと。
そして何よりも、他国の領土や資源を奪う意識を、どの国も持たないことが条件となる。

今の中国は?ロシアは?
ただただ「平和、平和」と叫ぶだけでは、平和はやってこない。
世界の現状を見て、他国の動向を見て、軍事バランスを保つことが現状の平和です。

世界平和、そして核なき世界への道のりは、厳しく遠い。
しかし、現状を見ながら、地に足をつけて、遠い遠い平和への道のりを歩くことが大事です。
敗戦後71年経っても、世界はまだまだ混沌としている。
むしろ再び衝突の危機さえある。

71年前に突然命を奪われた、多くの犠牲者のためにも、日本は被爆国として、世界平和を考える責任がある。
そして平和を維持するためには、日本も軍事バランスをとることが必要となる。
戦わないためにも、日本は強くならなくてはいけません。
平和は唱えるだけでは叶わない。
相手が戦いたくないと思われる国でなければ、領土を奪われ資源を奪われる。

それが現状の世界なのです。
広島原爆投下の日、そして長崎原爆投下の日。
間もなくやってくる終戦の日。

本当の平和の意味を、私たちは考える必要があります。
それが、原爆で犠牲になった方々。
そして戦争で命を落とした先人たちへの弔いとなります。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:22 | Comment(0) | 私の思うこと
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。