2015年06月12日

アプリケーションの変化

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今日はかなり専門的なお話を。

先日、デザインの師匠宅へお邪魔し、いろいろと話をした。
facebookページのご紹介もしましたが、師匠はグラフィイクデザイナーでもあり、字を書く「書きびと」でもある。
筆文字で書かれた文字は、スキャンニングしてMacに取り込み、それをillustratorで編集して、文字をレイアウトする。
店舗の看板や商品のラベルなど、このようにレイアウトして仕上げていく。

illustratorはベジェ曲線と呼ばれる点と点を線で繋ぐ、ベクトルデータで形を表現するドロー系アプリケーションです。
一方のPhotoshopはビットマップのペイント系アプリケーション。
筆で色を塗るのがPhotoshopなら、illustratorは台紙の上に、紙を切って貼っていく貼り絵に近い。
貼り付けた紙は、自由に動かせ、大きさも形も変更が可能。

私たちグラフィックデザイナーにとって、illustratorはまさしく三種の神器の一つなのです。
残りはやはりPhotoshop。もう一つはなんだろう?
今なら強いて言えばinDesignかな。

昔は書き文字など、スキャニングした手書きの物は、画像として扱うか、illustratorで使えるようにパス変換する必要があった。
それだけのための「ストリームライン」というアプリケーションがありました。
このアプリの名前を知っていたら、かなり古くからのグラフィックデザイナーかDTP関係者です(笑)

スキャナーで読み取ったビットマップ画像を、illustratorで使えるパスのベクトルデータに変換するアプリ。
これがなければillustratorでは手書き文字は使えないと言っても過言ではなかった。
だから昔はストリームラインも三種の神器の一つと言えたかもしれない。

しかし、いつからかストリームラインは姿を消しました。
使っている人はまだ使っている。
実は私の師匠も使っていた。

今はもう、そのアプリすら存在していません。
何故か?illustratorの機能の中に、ビットマップデータをベクトルデータに変換する機能の盛り込まれているのです。
つまり、ストリームラインがillustratorに取り込まれた形になっている。
先日、それを師匠に説明したら、びっくらこいておりました(笑)

私と師匠がMac&illustratorで仕事をするようになったのは、同じ会社で勤めていた時。
ちょうどDTPの波が押し寄せていた頃で、当時勤めていた印刷会社もMac導入を決めた時期でした。
その頃のMacOSのバージョンは「漢字Talk7」だったと思います。
illustratorのバージョンは、確か3.2だったと思う。

まだillustratorは線画でしか編集作業ができなくて、作業の結果を見るには、いちいちプレビュー画面で確認する必要がありました。
illustratorのバージョンが5になって、プレビュー画面で作業ができるようになり、物凄くびっくりして喜んで作業したのを今でも覚えています。

その当時はストリームラインは必須のアプリケーションでした。
まさしくillustrator・Photoshop・streamLineがDTPの三種の神器であったと言えます。
illustratorを初めて使ったのが、バージョン3.2。
今のバージョンは・・・確かillustratorCC2014なのでバージョンで言うと18です。

かれこれ20年以上、Mac&illustratorを使って仕事をしている。
そしてその間に、Macもillustratorを含むadobe製品も、様変わりしてきた。
でも、やっている仕事は変わらないなぁ〜(^^;)
結局、考えるのは人だし、使うのも人。
どんどん便利になり、高機能になっていくけど、それを使う人間の裁量次第なんですよね。

いくらアプリが使えたって、その機能を使って何を生み出せるかが大事です。
20年以上経って、Macもillustratorもめちゃくちゃ進化した。
果たして私はどうなんだろう(^^;)
最近、何かを生み出すワクワク感が薄くなっている気がする。
20年前の私なら「すっげ〜こんな事できるの」って、無我夢中でいろんな物作り出していたと思う。

原点に戻って「創り出す喜び」を、もう一度思い出したいですね。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:47 | Comment(0) | 仕事
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