2014年08月20日

島バナナと「ばしゃ山」

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「昔はこんな風景が至る所にありました」

昨日、宅配便が届いた。
送り主は奄美の母から。
中身はバナナだった。

バナナと言っても、普通のバナナではない。
島バナナと言われているモンキーバナナです。
普通のバナナと比べて、小さなバナナが一房届いた。
何でも親戚から頂戴したようで、母一人では食べれないので、私のところへ送って来たようだ。
だがまだ熟していないので、居間に吊るして熟すのを待つ事にした。

この小さな島バナナ。
子供の頃には集落の至るところで見た気がする。
バナナの木があちこちにあって、この島バナナのようなバナナが出来ているのを見た記憶がある。
同じバナナの種類なのか、解らないが、とにかく至る所にバナナの木があったように思う。

昔はバナナの木はとても貴重で、奄美ではバナナの木をバショウと呼んでいた。
バショウの山があるところを「ばしゃ山」と言い、実際ばしゃ山村と言う観光地があります。
リゾート施設になっていて、とてもオシャレな所です。

しかし、このばしゃ山と言う言葉は、嫌な言葉としても使われます。
奄美では不美人な人の事を「ばしゃ山」と言う。
ちなみに美人の事は「きょらむん」と言います。
「きょら」とは美しいという意味で、「むん」は人や者を意味します。
美男子の事は「きょらねせ」と言います。「ねせ」は青年みたいな意味合いかな。
私は言われた事ないけど(^^;)

話がそれました。話を戻そう(どっこいしょ)
なぜ不美人の事を「ばしゃ山」と言うのか。
これは私が母から聞いた話です。

昔、大金持ちの地主がいて、そこに娘さんが居た。
ところがとてもとても不美人で、なかなか嫁の貰い手が無い。
困った地主は、持っているバショウの山を娘と一緒に譲る事にした。
バショウはとても貴重で、その山となれば、それは凄い財産です。

しかし、それでも嫁の貰い手が無かった事から、バショウの山を付けても貰ってもらえない不美人という事で、不美人の事を「ばしゃ山」と呼ぶ様になったんだとか。
いやはや、今の時代なら「人権侵害だ、女性蔑視だ」って訴えられそうな話です(笑)
でも、実際の日常会話で、この「ばしゃ山」は聞いた事がありません。
まぁあまり使いたい言葉ではないですからね。

そんなばしゃ山の島バナナか解りませんが、今回奄美から届きました。
まだ熟すまでは時間がかかりますので、島バナナを眺めながら、故郷の奄美を懐かしみたいと思います。
昔はあちこちで見たバショウの木。
私の生まれ育った集落は、都市計画で大きく変わったので、バショウの木もおそらく殆ど残っていないと思います。
私にとっては心に残る故郷は、都市計画の前の町並み。
その中にバショウの木もありました。

今ではその面影すらありませんが、それでも島バナナを見ると、子供の頃の町並みが蘇って来ます。
食べる時には、昔の故郷を懐かしみながら、食べたいと思います。
島バナナ、もし食する機会や、目にする機会があれば、この「ばしゃ山」も思い出して下さい。
そして是非、リゾート地の奄美・ばしゃ山も訪れて下さいね。
とっても綺麗で良い所ですよ。

最後は何故か奄美観光のアピールで終わるつぶやきでした(笑)
ばしゃ山は、私も何度も写真を撮っています。
綺麗なビーチの素敵な所です。

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posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:55 | Comment(0) | 日記
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