2020年10月13日

夢を大切に

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「夢は大きく、現実は厳しく。諦めずに一歩ずつコツコツと。」

私が常日頃、自分に言い聞かせている言葉です。
せっかく生きているのだから、大きな夢を持ちたい。
でも、現実はやはり厳しい。
それでも、夢に向かって、一歩ずつ歩む。

私は夢をやり直した人間です。
今やっている仕事は、自分がやりたくて始めた仕事。
しかし、最初からこの仕事を出来た訳ではありません。

子供の頃から、絵を描いたり、物を作るのが大好きでした。
学校の成績は真ん中くらい。
昔の通知表で言えば、5段階評価のほとんどが3でした。
しかし美術だけは4か5だった。

中学校の時に、美術の先生に「美術の高校に進学しないか?」と言われたことがあります。
しかし、当時の我が家は、私学に進学するようなお金はどこにも無く、公立の工業高校へと進学しました。
もし、当時美術の学校へ進んでいいたら、また違う人生だったのかも知れません。

工業高校の電気科へ進学して、そのままシャープへと就職しました。
当時の私は、「夢は夢、現実とは違う。」と自分に言い聞かせていたような気がします。
家が超貧乏だったので、早く就職して、親を楽にすることが自分の夢だと言い聞かせていました。

でも、働き始めると、やはり自分の夢と現実がぶつかります。
自分のやりたい事を押し殺して働くというのは、仕事にも力が入りません。
結局6年ほど働いて、25歳で脱サラしました。
今思えば大胆な行動だと思います。
若かったからこそ出来たんですよね(笑)

本当はイラストレーターになりたかった。
しかし、いきなり自分の絵を評価してくれる事も無いし、そんな仕事もありません。
そこでグラフィックデザイナーを目指します。
印刷物のデザイン、平たく言えばチラシやポスターのデザイン。

とは言え、専門学校を出ているわけでも無い。なんの経験もない25歳を拾ってくれるところはなかなかありません。
一番最初に私を拾ってくれたのは、桜井市でフリーで活動している方でした。
ちょうど今の私のように、一人で仕事をしていて、助手が欲しいと思っていたようです。
その方の下で、1年近く働かせてもらいました。

しかし、フリーで仕事をしていますから、やはり人を雇うのは厳しくなってきました。
同じく桜井市にある印刷会社が求人を出しているとの事で、その印刷会社の扉を叩きます。
そこにはグラフィックデザイナーが2名いて、もう一人募集していたようです。

26歳のほとんど経験の無い人間を、普通なら雇わない。
しかし、そこで拾ってくれたのが、私のデザインの師匠であるTさんでした。
社長も専務も「経験が無いから」と否定的だったところを「それだけの熱意がある」と、私の熱意を買ってくれたのです。

当時はまだ台紙に写植(印画紙に文字を印字したもの)を貼り、写真のあたりなどを指定するやり方。
入社して半年くらいは、私も必死でそのやり方で仕事していました。
しかし、そこにMacを使ったDTPの波が押し寄せます。
これまでの常識が全く通用しない、全く白紙の状態からのスタートとなったのです。

台紙も使わない、ペンで線を引く事もない、写植も使わない。
全てMacの中で完結する。しかしそのためにはillustratorやPhotoshopをマスターしないといけない。
「これはチャンスだ」と必死になってMacを触り、独学でスキルを高めていきました。

お陰でMacに関しては、誰もが一目置いてくれるようになり、私も会社の役に立つことができました。
その後、T氏が退職したので、私も退職して他の印刷会社に移りました。
そこでは制作部に15名くらいのスタッフがいて、Macに向かって作業をしていました。
その中で仕事をしていくうちに、デザインを認めてもらえるようになり、チーフ的な役割も果たしました。

4年ほどでこの印刷会社を退職して、友人と一緒に仕事をした時期もありましたが、その後フリーとなりました。
もうフリーとなって、17年ほどになります。
厳しい現実もありますが、常に夢は大きく持って働いています。

私は夢をやり直しました。
途中で転職して、0からやり直すのは、やはり大変なことです。
でも、好きでやる事には熱意が生まれます。
その熱意を出会った人々が受け止めてくれたことが幸運でした。

子供達には夢を持って欲しいです。
自分の好きな道に進んで、そこで自分の役割を果たして欲しい。
楽しいことばかりではありません。
でも、好きだからこそ続けることができます。

息子は自分の夢に向かって進んでいます。
長女はまだ、何をやりたいのか見つけられないでいます。
次女はまだまだ遊びた盛りです(笑)

自分の好きなこと、夢を持って進むこと。
大事なことだと思います。

「夢は大きく、現実は厳しく。諦めずに一歩ずつコツコツと。」
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:08 | Comment(0) | 私の思うこと