2020年03月17日

奄美の妖怪

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【画像はウィキペディアから】

連日武漢肺炎(新型コロナウイルス)のことばかりなので、たまには違う思考で。
やっぱり気分転換って必要ですよね。

突然ですが、皆さん「妖怪」って信じますか?
先日も妖怪アマビエを公開しましたが、日本にはたくさんの妖怪が居ます。
居ますというよりは、語り継がれているんですけどね。

妖怪の中で、最もポピュラーな存在が河童だと思います。
日本全国で河童の言い伝えがあります。
共通しているのは、頭に皿があり、緑色でクチバシがある。
亀の甲羅のような物が背中にあるのが特徴です。

おそらくこれは亀と鳥を合体させて、擬人化したキャラクターだと思います。
妖怪そのものが、人間が創り出して来た物であると思います。
でも、「絶対にいない」と言い切れるものでもない気もします。

私の故郷の奄美大島にも、この河童に似た存在がいます。
ケンムンと呼ばれているのですが、本土の河童とは微妙に違います。
頭に皿があるのは共通点ですが、全身が毛で覆われていて、背中に甲羅はない。
ケンムンとは「水蝹(けんもん)」が語源らしく、江戸末期の文献『南島雑話』にも出てくる。
ケンムンは元々人間だったとの説もあります。

昔は目撃情報などもあり、寒い冬の夜に、塩を炊くために海水を茹でていると、その火に温まりに来たとか。
そんな話が言い伝えられています。
ケンムンは貝が大好きで、海に入って貝を摂るんだとか。
海に入って冷えた体を、温めに来るという訳です。

どこまで本当なのかわかりません。
ただ、ガジュマルの木の下に、何故か貝殻がたくさん落ちていることがあります。
ガジュマルはケンムンの住処だと言われています。
また、ケンムンのよだれは青白い光を放つらしく、よく海の上に、青白い光を見たという人もいるとか。

もし本当にいたとしたら、写真の一つくらいあっても良いですよね。
昔はよく「ケンムンに会った」という人がいたらしいが、最近はそんな人はいません。
それこそ本当に見たのなら、今はスマホがあれば写真もビデオも撮れる。
それこそ大スクープです。

河童にしてもケンムンにしても、人間が創り出した創造物であると思います。
でも、「絶対にいない」とは言い切れない。
そんな気持ちが大切なんだと思います。
「いるのかも知れない」そんな気持ちで、共存するのが良いのだと思います。

昔から日本人は、妖怪や鬼などを、身近に感じて生きてきた。
それは、人間の力では太刀打ちできない存在を感じていたからではないでしょうか。
自然の猛威や疫病など、人間の力ではそうすることもできない。
今日の武漢肺炎も、昔の人からすれば、鬼や妖怪の仕業と感じたのでしょう。

創造物かも知れないが、もしかするといるのかも。
現実を見ながらも、少し異次元の世界を覗き見する。
そんな感覚で生きていきたいですね。

現実ばかりじゃなくて、非現実を時々味わうから、現実を生きていけるのだと思います。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:53 | Comment(0) | 日記