2020年03月12日

国難を利用しないでほしい

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【写真は産経ニュースWeb版から】

やっぱりこの人は好きになれない。

世界中が武漢肺炎(新型コロナウイルス)で大変な事になっています。
WHOもパンデミックと認めちゃったし。
日本はなんとか医療崩壊にならないように、緩やかな感染拡大で踏ん張っている。

こんな時に「善意を装った宣伝」を仕掛ける人がいる。
その人は孫正義氏。
突然Twitterで「PCR検査機を民間の病院に100万台寄付する」とつぶやいた。
ご本人としては、これで「素晴らしい」と絶賛の嵐の予定だったのでしょう。

しかし、反応は意外なものでした。
「医療崩壊させる気か!?」「絶対にやめてくれ」
こんなツイートがあふれた。

そりゃ〜そうだ。
PCR検査が万能でない事は、もうすでに多くの人が知っている。
それに誰でもが検査に病院に押しかけると、そこで再びクラスターが発生して感染源となる。
医療現場も検査に追われてしまい、通常の業務は出来なくなる。

その情報を知らずにTwitterでつぶやいたのか?
それとも知っててわざと医療崩壊に導きたかったのか?
後者だとしたらタチが悪い。

あまりにも評判が悪かったので、すぐに「評判が悪いのでやめようかな」とつぶやいています。
医療崩壊の危機は防げたものの、次は「マスクを100万枚寄付する」と言っています。

素朴な疑問なのですが、PCR検査機を100万台とか、マスク100万枚とか。
そんなに簡単に準備出来るもんなんですかね?
PCR検査機なんて、特殊な物だから、そこら中に転がっている物ではありません。
マスクだって品薄が叫ばれ続けている。
どこで入手するつもり?

そもそも「◯◯します」って、宣言しないといけない事か?
本当に善意の心があれば、わざわざ発表する必要は無いはず。
これは東日本大震災の時も感じた事です。

あの時も、孫正義氏は「100億円寄付します」と大々的に発表しました。
もちろん反応は絶賛の嵐。
でも私は「なぜわざわざマスコミに言う必要があるの?」って疑問に思った。
本当に善意で困っている人を救いたいのなら、黙って寄付すれば良い。

結局100億円の寄付はあやふやなまま。
何でも支援するための財団を立ち上げて、そこに40億円が寄付されたと言われています。
しかしこの財団も、代表は孫正義氏であり、役員などは自分の身内。
いやらしい目で見れば、ただただ財産を移しただけとも見える。

結局この人は、世間の注目を集め、自分の価値観を高めたいだけだと思う。
本当に善意の心があるのなら、黙って寄付をすれば良い。
わざわざ「これから私は良いことをしますよ」とアピールしてやろうとする。
東日本大震災の時も、今回の武漢肺炎も、災いを利用して自分の価値観をあげたいように見えて仕方ない。

「それでも実際に寄付したりお金出しているんだから偉い」と言う人もいるだろう。
確かに「お金を出す」と言う事は素晴らしいと思う。
同じことが自分に出来るか?と問われれば、それは無理。
でも、お金を出すから自分を良く見てもらおう。と言うのは違う気がする。
それって結局お金で自分の価値を上げるために行っていること。
つまり広告費と同じですよね。

日本人って自己PRが下手です。
それは謙虚な心が備わっているから。
自分をよく見せようと思う心は、卑しいと感じています。
そしてそのような行動は恥ずかしいと感じます。

良き行いは心から。
善意の行いには見返りは求めません。
だからこそ、誰にも言わず、誰にも知られず行います。
その行動に、多くの人は感謝をし、その人を称えます。
評価は後からついてくるものなのです。
最初から求めてはいけません。

お金で自分の評価を高める。
そんなことをしても、結果的には自分の価値を下げてしまうだけです。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:55 | Comment(0) | 私の思うこと