2019年10月28日

イスラム国の終焉と新たなテロの始まり

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【写真は産経ニュースWeb版から】

「イスラム国」
久々にこの名称を聞いた気がする。
一時期は世界的な問題となり、日本人ジャーナリストも犠牲になった。
イラク全土を支配しそうな勢いは、今では影を潜めていた。

そしてついに、イスラム国のバグダーディが殺害された。
正確には米軍の特殊作戦部隊に追い詰められて、自爆したとのこと。
最後は隠れ屋の行き止まりのトンネルで、軍用犬に追われて泣きながら逃げ回った。
そして自爆テロ用のベストを起爆させた。

一時期は世界中を恐れさせたテロリストの長。
でも、やはり自分が追い詰められると弱いんでしょうね。
人間って本来弱い生き物。
だから強がって見せる。
何とも哀れな最後です。

しかしこれでテロが無くなる訳ではありません。
イスラム国が壊滅状態になった事で、居場所を失ったテロリストが世界に散らばります。
これまではイラクやシリアに潜伏していたので、ある意味わかりやすかった。
今後は世界のどこにテロリストが潜伏しているかわからない。

「テロとの戦い」という言葉をよく聞きます。
でも、実際にはテロとは戦えない。
どこにどんなテロリストが潜んでいるか、それはなかなか特定出来ない。
そして一般人とテロリストの区別がなかなか付けられない。

これまで普通に暮らしていたと思っていた人が、ある日突然残忍な事件を起こす。
それはここ日本でも起きている。
言ってみれば、日本にもたくさんのテロリスト予備軍が居ると言える。

以前にも同じような事を呟いたが、テロを無くすには貧困を無くすしかない。
貧困を無くすには、教育の充実が一番の近道。
ちゃんと勉強できて、ちゃんと仕事に就けるようにする。
世界中の人々が、ちゃんと教育を受けて、仕事をして収入を得る事が出来れば、犯罪が激減する。
犯罪が激減すれば、自然とテロリストになる人間も減る。

それでも非道に走る人間はいるだろう。
しかし、大抵の人間は幸せな暮らしを望んでいる。
働ける道があれば、皆働くのです。

今回のバグダーディ殺害のニュースは、イスラム国終焉を告げるニュースでありながら、新たなテロリストが生まれる予告でもある。
負の連鎖は簡単には断ち切れない。
バグダーディ殺害の報復テロが起きる可能性は十分にある。

テロは決して許されない。
しかしテロリストを殺害すれば、それで終わる訳ではない。
何とか負の連鎖を断ち切る事を、世界が考えていかなければならないのだと思う。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 22:22 | Comment(0) | 私の思うこと