2017年06月28日

バニラエア奄美空港での問題に思う

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「奄美空港」「バニラエア」のキーワードに思わず目が止まった。

今年の3月に、関西⇆奄美でバニラエアが就航を開始した。
これまでJALしかなかったところに、ようやくLCCとは言え、別の航空会社が入った。
料金も格安なので、奄美に興味のある方や、ちょっと奄美に帰りたい人などは、バニラエアを利用していると思う。

私はまだ利用したことがないけれど、近々利用する予定にしています。
そのバニラエアが奄美空港でトラブルに見舞わられた。
ニュースタイトルを見たときは、なんて酷いことを。と思った。
しかし、よくよく情報を探ってみると、これってどうなの?と思いました。

問題の発端は、関西空港から奄美大島に旅行に出かけた車椅子の障害者の方。
関西空港から奄美空港には、問題なく乗れたようで、奄美の自然を満喫して、帰りの便で問題が起きる。
バニラエア側から搭乗を拒否されたとのこと。

普通に読めば、「バニラエア何しとんねん」となるが、この障害者にも問題がある。
バニラエアでは、車椅子を利用している方には、搭乗の5日前までに、車椅子での搭乗であることを連絡するようにお願いしている。
しかし、この車椅子の方は、事前に連絡も入れず、いきなり関西空港に現れた。

関空では問題にならなかったのでしょう。
おそらく車椅子から降りることなく、飛行機に乗れたのだと思います。
しかし、奄美空港ではタラップを使って、階段を降りなければならない。
到着したときは、同伴していた友人らが、車椅子を抱えて降ろしたようです。

だが、この行為はバニラエア側からすれば、安全上の問題から違反行為となる。
降りた時は止むを得ず目をつむったのでしょうね。
しかし、搭乗の際はマニュアルに沿って「搭乗不可」となったのだろう。
結局、この障害者の方は、タラップを一段ずつ這って搭乗した。

この場面だけを見れば「なんて酷いことを」となるが、なぜそうなったかを見れば自業自得と言っても良いと思う。
バニラエア側は事前に「連絡をください」と謳っています。
しかし、この障害者の方は連絡を入れていません。
さらに「これまでも連絡を入れたことなどない」と言い切っています。

つまり、毎回どこに行くにも、事前に航空会社に「車椅子で搭乗する」と伝えていないと言うのです。
これはどうかと思いますね。車椅子での搭乗は、普通の健常者の搭乗とは、明らかに異なります。
航空会社としては、事前にトラブルにならないように、車椅子の方には連絡をお願いしているのだと思います。

今回も事前に連絡を入れていれば、こんなトラブルにはならなかったでしょう。
「連絡を入れていなくても、これまでは普通に搭乗できた」と話しているようですが、それは、その場でスタッフなどが機転を利かしてくれたからだと思う。
でも、それは厳密に言えばルール違反をしている可能性も高い。

車椅子を同伴者が抱えてタラップを乗り降りする際に、あやまって転倒して怪我をすれば、それは航空会社の責任にもなりかねない。
だからこそ、事前に連絡を入れてもらって、万全の体制を整えたいはず。
自分自身が「事前連絡」のルールを守らずに、航空会社の対応だけを批判するのは、アンフェアだと思います。

理想は車椅子の方も、健常者と全く同じように、普通に搭乗できること。
しかし、そこにはまだまだ問題も多い。
だからこそ航空会社も事前連絡をお願いしている。

「障害者」「車椅子」という文字を見れば、私たちは「守らなくてはならない方」という意識が働きます。
しかし、今回の件は「障害者」という立場を逆手に取った行動に見えてくる。
障害者であれば、どんな状況でも守ってもらえる。
障害者であれば、自分がルールを守っていなくても許される。
そんな風に見えてしまう。

多くの障害者の方は、事前に連絡を入れ、なんの問題もなく行動していると思う。
本当は事前連絡など入れなくても、車椅子の方も普通にできるのが理想。
しかし、現実社会は、健常者の目線でできています。
バリアフリーは大事だけど、すべてのものをバリアフリーにはできません。

立場の弱い障害者だからこそ、本当は謙虚な気持ちを持ってほしい。
周りの方々のサポートがあって、自由に行動できているはず。
「障害者なんだから特別に見てよ」と態度で見せられると、誰もサポートしたいとは思わなくなる。

何もこれは障害者だけの話ではない。
健常者でも誰一人として、一人では生きていけない。
だからこそ「お互い様・お陰様」という謙虚な心が必要だと思う。
お互いに謙虚な心で、お互いが助け合って生きるから、社会が成熟していくのだと思う。

ルールを守らずに「私は障害者なんだから」と言われても、それは素直にサポートできない。
まずは決められたルールを守り、その上でサポートをしてもらう。
最初からサポートが当たり前ではない。

バニラエア格安航空会社です。
だからJALなどとはサービス面も違います。
そこも考えて利用すべきです。

しかし、バニラエアは今回の件を謝罪しました。
格安航空会社と言えども、サービス面を充実させることは素晴らしいと思う。
ただ、ルール違反はルール違反として、これからは毅然と対応してほしいと思います。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:15 | Comment(6) | 私の思うこと