2016年11月07日

落し物が返ってくる日本

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少し前の話になる。

母が来ていた時のこと。
「明日は奄美に帰る」そんな時に、母が無くし物をした。
障害者手帳を入れたポーチが無くなった。

必死に記憶をたどり、家の中も散々探したが出てこない。
先日、孫に連れられて、法隆寺を観光したりしていたので、立ち寄った土産屋に電話で問い合わせたが、見つからず。
他にも買い物をしたお店など、思しきところに電話したが、出てこなかった。

ポーチの中には、障害者手帳の他に、現金5万円が入っていたらしい。
普通に考えたら、戻ってくる可能性は低い。
障害者手帳だけならまだしも、現金5万円が入っていたとなると、拾った人の良心に委ねるしかない。

結局そのまま奄美に帰った母と姉。
しかし、その日の内に「見つかった」と連絡が入った。
孫の奥さんが、警察に落し物が届いていないか連絡したところ、届けられていたらしい。

早速、私の方から警察に電話。
しかし、落し物は本人か、同居する家族でないと受け取れないとのこと。
事情を話すと、本人の委任状があれば受け取れると言う。

そこで、そのことを母と姉に伝え、委任状を書いて送ってもらった。
先週委任状が届いたので、先週末に警察に行き、落し物を預かって来た。
ただ、現金が入っているかは、疑問符が残る。

戻ってきたポーチには、障害者手帳と現金5万円がちゃんと入っていた。
どうやら天理教本部の月次祭に行った時に落としたようで、落し物として警察に届けられたようです。
拾った方の連絡先などを聞いたが、天理教本部から落し物として届いているので、その情報は無いとのことでした。

本来であれば、拾った方に1割、もしくは何らかのお礼をしなくてはいけないところ。
今回は誰が拾ったのかも、警察もわからない状態で、お礼もできません。
完全に諦めていた母の元に、無事に戻ってくることができて、本当に拾っていただいた方の感謝です。

私自身も「5万円もの現金が入っていたら戻ってくる可能性は低い」と考えていました。
本当に良心のある方に拾っていただいて、心から感謝しています。
私も落し物を拾ったことがありますが、真っ先に考えるのは、落とした方の困った様子。

以前、買い物をしていて、銀行の通帳を拾ったことがあります。
ビックリして急いでインフォメーションセンターに届けました。
その際に電話番号を聞かれたので、伝えておいたら、その日の内にお礼の電話がかかってきました。
さぞかし落としたことに気づいた時は、慌てたことと思います。
電話越しにその様子が感じられました。

困った人をちょっと助けることができたことに、その時は喜びを感じたものでした。
今回は助けていただいて、お礼もできないのが心苦しいですが、本当に心から感謝しています。
このお礼は、また自分が拾った側になった時に、しっかり恩返しさせていただきたいと思います。

落し物がちゃんと返ってくる。
やっぱり日本って素晴らしい国ですね。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:38 | Comment(0) | 日記