2016年05月11日

便利になるほど無能化する自分

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「こんな電話もうどこにもないよな」

世の中どんどん新しい物が出てきて、どんどん便利になってきています。
10年前には夢のようなことが実現できていたり、想像もしていなかったことができるようになっています。
それは日常生活だけでなく、私の仕事の環境でも、とても便利になっている。

しかし、最近思うことがある。
私たちは本当に便利なものを、有効に使えているのだろうか?
便利なものを使うために、自分の能力を捨てているのではないか?と。

人間はあらゆる道具を生み出してきた。
そしてそれは人間の生活を豊かにしてきた。
しかし、その一方で便利になるにつれ、それまで自分でやってきたことを、道具で済ませてきた。

洗濯や炊飯などの家事をとっても言える。
今では洗濯機が洗濯をし、炊飯器がご飯を炊く。
昔は洗濯のコツ、炊飯のコツがあったであろう。
しかし、今はそんなことは道具まかせ。

人間は便利になると、それまで自分の能力として備えていたものを、忘れてしまうのでしょう。
携帯電話が普及して、もうかれこれ20年になる。
今では一人に1台、携帯電話があるのが普通である。
家に固定電話がない。というご家庭も多くなっているのではないでしょうか。

携帯電話が普及するまでは、連絡を取ろうと思えば、固定電話しかない。
昔は友人・知人の電話番号は暗記していた。
なぜなら必ず番号を押して電話をするから。

今ではどうでしょう?
わざわざ携帯の番号を押して電話する人なんていない。
連絡先から呼び出して電話をかける。
つまりは番号なんて見ることはない。

親しい友人の携帯番号を覚えていますか?
おそらくほとんどの人が覚えていないでしょう。
携帯に登録した段階で、番号に名前を入れる。
次からは名前が表示されるので、番号を見る機会はほとんどない。

私も固定電話の番号で覚えているのは、自宅と北海道と奄美の実家くらい。
携帯番号なんて、自分の分と嫁さんの分しか覚えていない。
時々、自分の番号すら、忘れかけている時がある。
「自分の携帯番号覚えていない」って人も、以外と多いと思う。

最近は「書く」という作業も減っている。
書面はほぼパソコンで書く。
私の場合、仕事柄、ほぼ100%に近い状態です。
1日の内、紙に書くのは、託児所のお知らせ帳くらい(笑)

こうなると、漢字が出てこない。
本当に漢字を忘れている。
読めても書けないという漢字が増えてきた。

やはり人間は便利になると、能力を落としていく。
便利であることは素晴らしいが、時には不便を味わう方が自分の能力を高められる気がする。
現代社会、電気が止まったら何もできませんからね。

たまには不便な生活を。
便利なパソコンで便利なブログ機能を使って、電気の恩恵を受けながらつぶやく。
矛盾しているな(笑)
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:42 | Comment(0) | 日記