2016年05月10日

北朝鮮の思惑

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「ようはこれを世界に見てほしかっただけなのでしょう」

連日、テレビで北朝鮮の映像が流れています。
なんでも36年ぶりだかの、党大会が行われているんだとか。
そんでもって、その取材を各国から受け入れておきながら、肝心の党大会の取材はダメなんですと。

ますますこの国は血迷っていますね。
国と呼んでいいのか?とすら感じます。
自分たちで招待しておいて、肝心の内容は見せずに、他のところばかり取材させる。

取材させたのは、工場の中だったり、高級マンションの中だったり。
ようは党大会の取材で釣っておいて、「自分たちの経済はこれだけ凄いですよ」というアピールに利用されただけ。
綺麗なビルが立ち並ぶ町並みを、海外にアピールしたかったのでしょうね。
まるで幼い子供の対応です。

自分たちが見せたいところだけ見せる。
それって取材でもなんでもない。
北朝鮮PRのために、各国のメディアが利用された。
しかし、それは裏返せば「北朝鮮という国としての未熟さ」を自ら世界に発信したことになる。

話を北朝鮮の町並みに戻したい。
未来科学者通りとか呼ばれているらしいが、奇抜な色のビルが並ぶ町並み。
作りたての感が否めない、なんとも不思議な町並み。
それもそのはず、この町並みはわずか一年ちょっとで完成させたらしい。
ビル一つじゃない、町並みを一年で作ったと言われている。

これに関しては、専門家も「耐久性や耐震性を無視してとりあえず作った」と指摘しています。
どう考えたって、一年で町並みを作るって無理です。
見かけはビルが立ち並ぶ、美しい町並みに見えます。
しかし、きっと中はスッカスカなんでしょう。

数年もすれば、ビルにヒビが入り、どんどん倒壊の危機が訪れるのだと思う。
きっと今回の党大会に向けて、町並みも建設されたのでしょう。
そして党大会の取材で、各国の取材陣をおびき寄せ、自慢の町並みを撮らせる。
それだけのために、無理して建設をしたのだと思います。

本当に無茶苦茶な国ですね。
無茶苦茶な国だから、国民も脱北して逃げ出す。
北朝鮮に明るい未来を感じている国民はいるのでしょうか?
独裁国家の恐怖に怯えながら、幸せなフリをして暮らしている。
言いたいことも言えない、全く自由の無い国。哀れです。

金正恩体制になり、少しは好転するかとの僅かな期待も、あっさりと裏切られました。
むしろ自身の体制強化のために、どんどん悪循環に陥っています。
この国には対話は通じません。

日本は拉致問題を抱えています。
この国から拉致被害者を取り戻すには、話し合いでは絶対に解決しない。
武力を背景に強固な姿勢で臨むしかないのですが、相手も核をチラつかせています。
ますます解決は難しくなる。

世界は混沌としてきました。
アメリカでは暴言を吐き続けているトランプ氏が大統領候補となりそうです。
第二次世界大戦後の世界。アメリカを中心とした世界が壊れてきている。
日本がリーダーシップを発揮するチャンスです。
その自覚を私たちも持たなくてはいけません。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:46 | Comment(0) | 私の思うこと