2015年08月03日

いろいろと思うフェリー火災事故

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【写真は産経ニュースWeb版から】

北海道苫小牧港近海で起きたフェリー火災。
このニュースの一報を見たのが、ちょうど息子が帰省してきた時。
息子を駅に迎えに行って、その足で嫁さんを迎えに行く車の中で見た。

北海道苫小牧港。
私たちにとっては思い出の場所でもある。
まだ息子が小学一年生の時に、フェリーで北海道に行った。
自家用車をフェリーに乗せて、名古屋港から仙台港を経由して、苫小牧港に着いた。

初めてマイカーで走る北海道。
苫小牧港からナビを設定して、嫁さんの実家のある十勝まで、車を走らせた思い出。
もちろん帰りも苫小牧から名古屋へ。
行きはルンルンで、帰りは少し寂しい気持ちで、フェリーに乗った記憶。

その苫小牧港近海で起きたフェリー火災。
適切な判断と冷静な行動で、乗客全員が無事に避難できた。
しかし、残念なことに、乗組員一人が犠牲となってしまったようである。

初めてこのニュースを見た時、息子も釘付けになっていた。
それもそのはず。
息子は航海士を目指して、商船学校で学んでいる。
船の事故となれば、否応にも反応する。

昨年の韓国のフェリー沈没事故とは違い、最後まで船長が残り、行方不明の乗組員を探していたようである。
船長から真っ先に逃げ出した韓国の事故とは大違い。
しかし、これが普通なのです。
おそらく船長は「当たり前の行動をしただけ」と言うでしょう。
韓国のセフォル号事件があまりにもおかしいのです。

しかし、今回の火災の原因は、まだ特定されていません。
なぜトラックが炎上したのか?
未だ謎のままです。
おそらく火災が完全に鎮火してから、現場検証が行われるでしょう。
原因を究明して、今後の対策に生かしてほしいと思います。

ちょうど10年間に、苫小牧港にフェリーで行っている。
その時には、まさか息子が船に関わる道に向かうとは夢にも思わなかった。
そして、フェリーに乗って危険な目に遭うなんて、そんなこと考えもしなかった。
それは、昨年の正月に奄美に帰省した時も同じ。
フェリーに乗って帰省したが、そんなことは考えもしなかった。

しかし、もし息子が船舶に関わる仕事に就けば、危険と隣り合わせになることもある。
何かあれば、船とともに犠牲になる覚悟を持たなくてはならない。
そうでなければ、船員は務まらないだろう。
だからこそ、韓国のセフォル号はあれほどまでの犠牲を出した。

今回の事故が最小限の犠牲で済んだのは、やはり現場の意識の高さだと思う。
息子もその道に進むのであれば、それだけの意思を持ってほしい。
まずはその道に進めるように、勉強を頑張らなくてはいけませんが。
学びながら船乗りとしての意識の高さも身につけていくものと期待したいです。

そして今回の事故の原因を究明し、今後、同様の事故が起きないように対策をしっかりと立ててほしいです。
それが今回犠牲になってしまった、二等航海士の織田邦彦さんへの、贈り物になると思います。
責任感が強く、父も同様に船乗りだった織田さん。
最後まで任務を果たそうとしたのだと思います。
心よりご冥福をお祈りいたします。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:54 | Comment(0) | 私の思うこと