2015年01月21日

テロに屈しない姿勢を

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いつかこんな日が来るのでは・・・と危惧していました。
日本人2人がイスラム国に拘束されて、殺害予告の動画がアップされてしまいました。
拘束された内の1人は、以前から拘束されていた湯川氏。
もう1人はフリージャーナリストの後藤氏。

後藤氏に関しては、湯川氏が拘束された時に、通訳としてイスラム国と接触した人物。
その時の様子などを、日本に帰国した際に、テレビ番組で話していたのを、私も観た記憶があります。
今回、再び湯川氏と接触しようとして、イスラム国に拘束されてしまったようです。

これまでイスラム国は、アメリカやイギリス等の欧米諸国を標的として、人質を拘束し殺害して来ました。
イスラム国への空爆をやめる事を要求して来ました。
しかし、今回何故日本人を見せしめにしたのか?
本当はお金が欲しいのだと思う。

イスラム国は油田施設を奪い、そこで原油を生産して、闇市場で売りさばいていると言われています。
そのため、莫大な資金を持っており、そのお金で人材を集めている。
戦闘員だけでなく、様々なプロフェッショナルを、お金で引き付けて来た。
だからこそ、映画のような宣伝動画が作れたりした。

ところが、昨年末あたりから進んでいる原油安。
これがボディーブローのように効いて来ているのかも知れない。
原油の価格が下がれば、売上げも下がる。
元々、奪った油田で自分たちで生産している原油。
やはり品質は悪いと思われます。
原油の価格が下がれば、当然品質の良い原油の方が売れる。

今回、日本人を人質に取ったのは、やはり本当にお金に困っている可能性が高い。
後藤氏に関して言えば、拘束された直後に、後藤氏の妻に身代金10億円を要求するメールが届いているらしい。
水面下で交渉をしようとしていた訳です。
しかし、うまくいかなかったのでしょう。

今回、堂々と殺害予告動画をアップした事により、世界に知られる事になった。
これでは日本政府は身代金は払えません。
ここで身代金を支払えば、世界から「日本はテロの脅威に屈した」と見られます。
その事はイスラム国も解っていたハズ。
それでも動画を出して来たと言う事は、やはり本当にお金に困っていると思われる。

そして、このタイミングで動画をアップしたのは、イスラム国の戦略だと言える。
安倍総理が中東を訪問し、イスラム国対策への支援金を表明したばかり。
この表明を受けて、日本は十字軍に加担したとイスラム国は批判した。
つまりこのタイミングを待っていた。

安倍政権を批判したいメディアは、ここぞとばかりにイスラム国を刺激したから、こんな事になったと騒いでいます。
しかし、イスラム国はだいぶ前から日本人2人を拘束し、使うタイミングを狙っていた。
今回の安倍総理の表明に刺激されたのなら、湯川氏はともかく後藤氏は拘束されていない。
明らかにイスラム国の戦略に乗せられています。

イスラム国が指定した時間は72時間。
そして金額は2億ドル(240億円)という莫大な金額。
私は絶対に身代金を支払ってはいけないと思う。
その上で、毅然とした態度で、最善の交渉を進めてほしい。
とても難しい事です。
最悪の結果になる事も覚悟しておかなくてはいけません。

世界は新たなテロとの脅威に向き合っています。
そして日本も例外ではなくなりました。
私達は決してこの卑劣な行為を許してはなりません。
テロに屈せず、テロと戦うのではなく、テロと向き合っていく姿勢を持つ事が大事だと思います。
テロと戦ってもテロは無くならない。
どうすればテロが無くなるのか?
根っこから考える事が大事だと思います。

まずは、日本人2人の救出を願います。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:45 | Comment(0) | 私の思うこと