2014年07月08日

仕事は信頼関係が大事

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台風の影響でしょうか?
午後から急に暑くなりました。
今までなら、窓を開けると、涼しい風が入って来ていたのですが、今日は生温い風。
台風が南から湿った生暖かい風を送り込んでいるのでしょうね。

その台風は沖縄を猛烈な風で包み込みながら北上しています。
私の故郷の奄美大島は、何とか暴風域からは外れましたが、それでも今回の台風は桁違いの猛烈な台風。
そのため、気象庁も「特別警報」を発令して、万全の対策を呼びかけています。

明後日から明々後日にかけては、関西にも近づいて来ます。
十分な対策をしておかなくてはいけません。

さて、台風の話とは全く変わりますが、人の心も天気と同様に変わるものです。
一日の中でも、晴れの時もあれば、雨の時もある。
時として雷が起きる事もあれば、嵐になる事もあります。

それが仕事の中となると、尚更あるのではないでしょうか。
誰でも仕事の中で、嫌な思いをしたり、腹立たしく感じたりする事があると思います。
それは私の仕事でも同じで、やはり嫌な思いをする事はあります。

私は元々、印刷会社の中でグラフィックデザイナーとして働いていました。
その時によく嫌な思いをしたのが、あまりに仕事の中身を軽く見られる事でした。
デザインするという事は、無の状態から何かを生み出す事です。
しかし、それは傍から見ても解りません。
考えるという作業があるのですが、それは作業をしているとは見られない。

さらにMacを使って作業をするようになってからは、Macがあれば誰でも出来ると勘違いされる事が多かった。
Macは道具のひとつであり、そこから何を生み出すのかが、デザイナーの存在価値です。
しかし、印刷会社ではどうしても印刷がメイン。
印刷は目で見て解る工程です。
それ以外の製版等の工程も目で見て解る。
でも、デザインの過程は目で見て解らない。
デザイナーの頭の中は覗けませんからね。

それでも一生懸命頑張って、より良いデザインを生み出しても、その苦労は誰にも解りません。
印刷会社の営業マンから見たら、出来て当然としか見ません。
それどころか「もっと早く作って」と言われる事もしばしば。

私が何より嫌だったのは、営業がデザインの事を全く解っていない事でした。
その状態でクライアントのところで話して来るので、出来上がったデザインを何度もやり直す事があった。
また、とても出来ない事を「出来ます」と言って持ち帰って来たり。
単なる印刷会社の営業として動くのなら、それでも良いかも知れないが、デザインをするという段階で、少なくともデザイナーが出来る事と出来ない事は解っておいて欲しい。

逆の立場で言えば、デザイナーもクライアントと直に話す機会が必要でした。
どうしても印刷会社の中の制作部門だったので、中に閉じこもって制作をする事が殆どでした。
だから私は自ら進んでクライアントと直接話す機会を伺いました。
営業にその旨を伝えて、営業と一緒にクライアントのところへ言って話した事も多かった。

その事で見えて来る営業の苦労も問題点もあった。
営業は営業なりの苦労があります。
それは中で制作をしている人間には見えて来ない。
だからこそ、直接クライアントと話す事が重要になって来る。
クライアントもデザイナーの顔が見える事で安心感が生まれる。

印刷会社の中で、私はそうやって自分なりにいろいろと動きました。
デザイナーの方も、どんどん出て行って営業の実情を知る事が大事。
一方、営業の方も、制作サイドの実情を知ってほしいと思いました。
しかし、結果的にそれは出来ませんでした。

私が何より嫌だったのは、解らないのに、解っているつもりになっている事です。
解らないなら解らないでも良い。
それならそれで、デザイナーにそれなりの敬意を持って欲しい。
自分が解らない、出来ない事をやっているのがデザイナーなのです。
それならやはりデザイナーに一定の敬意は必要でしょう。

ただ、解らないのに解ったつもりで、「すぐに出来るでしょう」とか「もっと良いもの作ってよ」とか、言われるからこちらも嫌気がさしてしまうのです。
私が印刷会社を辞めてフリーのデザイナーになったのも、概ねこのような事が多かったからでした。
フリーになってからは、営業の苦労も十分解ります。
でも、それは自分の仕事。
私は何も営業が簡単だなんて思っていないし、本当に大変な仕事内容だと思う。
だからこそ、営業と一緒にクライアントのところへも顔を出した。

しかし、営業は制作サイドの苦労を解ろうとはしない。
自分たちは解らなくても、制作サイドで勝手に作る。
そんな認識があるような気がしてならない。
それでも良い、それならやはり作った相手に対して敬意を払うべきである。

フリーとなった今でも、時々、似たような事はある。
私の仕事に理解を示し、敬意を払ってくれるクライアントが殆どですが、時にやはりある。
やたらと値段を安く持ちかけて来る割りには、デザインの価値を求めて来る。
安い仕事に何度も何度も訂正をかけられて、出来上がっても感謝の気持ちも無い。

私は仕事をする上で、パートナーとしての意識で仕事をしています。
だから少しでも相手に喜んでもらおうと思って仕事をします。
しかし、相手が単なる下請けみたいに思っていると、信頼関係は築けない。
何でもそうですが、仕事って信頼関係ですよね。
信頼関係が築けない相手とは、いずれ仕事出来なくなって行くと思います。

それは私自身にも言える事なので、信頼される存在として認められる仕事を頑張りたいと思います。
今日はちょっと愚痴っぽいつぶやきになってしまいました。
仕事ってWin・Winの関係でないといけないと思います。
そして相手の仕事に対して、敬意を払う事が大事。
「お金払うから言う事を聞け」では無いと思うのです。

まぁ、いくらここでつぶやいたところで、私自身がもっと仕事のレベルを上げる必要があるのでしょう。
仕事のレベルを上げることで、より良い人間関係を築ける仕事と巡り会えると思います。
現に嫌な事ばかりではありません。
むしろプラスな気持ちになる仕事も多い。

台風も近づいていますが、自分の心は嵐にならないように、しっかり仕事して行きたいと思います。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:07 | Comment(0) | 私の思うこと