2014年07月01日

集団的自衛権閣議決定に思う

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【写真は産経ニュースWeb版から】

ついに安倍政権が集団的自衛権の行使容認の憲法解釈変更へ閣議決定しました。
この事で賛否両論飛び交っています。
たまたま安倍総理のfacebookを見ていたら、コメントがどんどん書き込まれ、コメントを読んでいる内に、次のコメントが出て来て、まともに読めないくらいでした。

反対者の意見は、やはり「戦争になる」「徴収兵になる」など。
賛成者の意見は、「国を護るために必要」「ようやく世界の常識に並んだ」など。
それぞれの考えがあり、それぞれの意見がある事だと思います。

ただ、ひとつ言えるのは、今の世界情勢を見なくてはいけない事。
誰だって戦争をしたいなんて思っていない。
反対者の意見には、集団的自衛権の行使=戦争という方程式がかなりあるような気がします。
可能性としてはゼロでは無い。
しかし、集団的自衛権を行使しなかったら戦争は起こらないか?
戦争とは1国で出来るものではない。

どんなに日本が戦争を放棄しても、憲法9条を大事にしても、他国が攻めて来たら否が応でも戦わないといけない。
個別的自衛権があるから集団的自衛権は要らないと言っても、今の日本、アメリカの協力無しでは戦えない。
アメリカには守ってもらうが、アメリカが攻撃されても、日本は知りません・・・なんて事、言えますか?

中国があからさまに挑発行為をしかけ、東シナ海では尖閣諸島を狙い、南シナ海では全ての海を我がものにしようと企んでいます。
この中国の暴走を阻止する意味でも、日本の毅然たる態度が必要となります。
今まで日本は軍隊(自衛隊)はあるが、戦えない軍隊と見られていました。
侍なら刀を持っていても、それを抜く事が出来ない侍。
武器は持っているだけで、使えない事を中国も北朝鮮もよく解っています。

だからこそ、日本人を拉致しながら、それを外交カードにしたり、日本から巨額のODAを受け取りながら、日本に挑発したりしてくる。
つまりは日本という国を舐めきっているのです。
日本憲法がある限り、憲法9条がある限り、日本は刀を抜けない侍だと見下している。

しかし、今回の閣議決定で、いざとなれば刀を抜く事を、これで世界に示した事になる。
日本は戦えない軍隊では無く、いざとなれば戦う軍隊(自衛隊)である事を世界に示した。
でも、これって世界から見ればことさらおかしな事です。
軍隊って戦うためのもの。
他国からの攻撃を阻止するためのもの。
戦えない軍隊って、世界の常識からすれば、あまりにも滑稽なものです。

誰だって戦争は避けたい。
誰だって争いはしたくない。
しかし、世界は話し合いだけで解決しない。
戦わない者は即座に抹殺される。
それが世界の常識なのです。

平和が大事。
人の命が大事。
そんな事は小学生以下でも解っています。
しかし、武器を持って攻め込んでくる国に、裸一貫で立ち向かいますか?
大切な事は、いざとなれば戦う意志を見せて、相手に攻撃を躊躇させる事。
勝算がなければ、攻撃はして来ません。

「平和を守れ」「憲法9条を守れ」と声高らかに叫ぶ方々。
あなた方の志は立派だと思います。
でも、その言葉は、そのまま中国に向けて下さい。
北朝鮮に向けて下さい。
なぜ、平和な日本国内に向けて言うのですか?

日本1国だけが、平和を唱え武力を放棄しても、中国や北朝鮮は同調しません。
憲法9条が大事だと言うのなら、それを世界に説いて回るのが本当の平和を愛する者だと思います。
民族対立しているウクライナで、宗教派閥対立しているイラクで。
内戦が続いているシリアで、長年対立しているイスラエルとパレスチナで。
爆弾が降って来る地で、銃弾が飛び交う地で、身体一つで憲法9条の大切さを唱えて下さい。
それこそが本当の平和活動です。

日本はいざとなれば戦う国である事を、世界に知らしめる第一歩を踏み出しました。
これは中国にとっては、かなりの脅威になると思います。
しかし、同時にアメリカに対しても考えを改めるための一歩にしないといけません。
いつまでもアメリカに守られているようではいけない。
アメリカと対等にならないと、真の独立国とは言えません。

アメリカの言いなりになって、アメリカの戦いのために、自衛隊が使われないように、注意する必要があります。
アメリカが暴走しそうになった時、それを阻止するのも、また日本の役目です。
日本が強く(防衛でも経済でも)毅然とした態度の国であれば、アメリカも中国も日本の意見を尊重します。
そのためにも、今回の第一歩、そしていずれは憲法改正して、国防軍が必要になります。
いざとなれば戦う国、しかし相手に戦いたく無いと思われる国でなければなりません。

ただただ賛成だ反対だと騒ぐのではなく、これからの日本がどうあるべきか。
世界の中で日本はどう戦って(軍事的ではなく戦略的に)いくのかを、国民一人一人が考えなくてはいけないのだと思います。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:11 | Comment(0) | 私の思うこと