2014年04月21日

最悪の人災事故

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【写真は産経ニュースWeb版から】

韓国のフェリー事故。
最悪の結果になりそうです。
もうすでに100時間を過ぎてしまっているので、生存者はほぼ0に近いでしょう。
あまりの対応の遅さと、初動の悪さが目に余ります。

今回の事故。
当所は岩礁にぶつかったのでは?とか、何か爆発したのでは?等と、様々な要因が言われていました。
私も最初は岩礁にぶつかって、船底に穴が開いたのだと思いました。
でも、そうやら違う感じですね。

今日のテレビで解説していた、専門家の方の話がとてもよく理解出来ました。
この船は出港当時から転覆する要因を抱えていたと言えます。
ひとつは以前から言われている、客室の増設。
これによって、上部が重たくなり不安定になっている。

もうひとつの要因が積載オーバーの可能性。
通常船は出航前に、積載量を申請するらしいのですが、どうも申請した積載量と実際の積載量にかなりの差がありそうです。
つまりは少なめに申請して、実際は多い荷物を積んでいた。
そうする事により、港に支払う金額を下げ、客からの収入源を増やしていた可能性がある。

そしてもうひとつが積み荷の固定の問題。
従業員の証言から、金属製のワイヤーで固定せず、ロープで適当に固定していた可能性が大。
船が傾いた時に、一気に積み荷が移動した可能性があるのです。
「ドーンという音を聞いた」という証言者が多い事から、これは積み荷のぶつかった音かも知れません。

そして最も「なるほど」と思ったのが、船は走れば走る程、燃料を使って船底が軽くなると言う事。
燃料は船底にあるので、燃料が無くなって来ると、船底が軽くなる。
すると当然船は頭が重くなるので、バランスが悪くなる。
従業員の証言から、船が大きく傾く30分前から、船が傾いていて歩きずらかった状況があったようです。

専門家の話によれば、この時点で船を止め、救援を呼び乗客を降ろし積み荷を別の船に移動する。
そうすれば船も軽くなり、無事に目的地にたどり着く事が出来たと言います。
つまりは出航時から、転覆する要因を複数抱えながら船は走っていた。
そして最終警告である、船の傾斜にも気づかず、そのまま走ったため、ついにバランスが取れなくなった。

船が急旋回しているのも、通常の舵を切ったのだが、船のバランスが取れていないため、舵取りが出来ず船が傾いたためと思われる。
船がバランスを崩し、大きく傾いて、適当に止めてあった積み荷が、一気に移動。
その事でますます船は片方に重心が傾き、そのまま沈没へと向かった。

この時点で乗客に脱出の指示をしていれば、おそらく全員助かったと思われます。
救命いかだを出して、海へと逃げていれば、2時間の時間の中で全員が助かったでしょう。
しかし、最初の指示は「船に留まる様に」との真逆の指示でした。
そして乗客を残して、さっさと逃げてしまった船長や船員。

今回のフェリー事故は、完全な人災です。
いかに韓国という国が、適当な国なのか、よく解った事故です。
私達日本人とはやはり感覚が違います。
適当さが招いた最悪の人災事故だと言えます。

日本では起こりえない事故だと思いますが、適当な事をやっているとこんな事になってしまうという教訓として、私達もしっかりと今回の事故を覚えておく必要があります。
残念ながら、生存者の確立はほぼ0に近い。
それでも、1時間でも1分でも早く、乗客を船から出してあげて欲しいです。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:32 | Comment(0) | 私の思うこと