2014年01月10日

写真は時代を語る

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【母が幼き頃の写真】

昨日、奄美の実家に電話を入れた。
私達が帰った翌日に、弟や大阪の姉親子も帰っており、元の一人暮らしに戻っている。
きっとどっと疲れが出て寝込んでいるのでは?と思い、また寂しさもあると思って電話を入れた。

風邪で声がかれ気味ではあったものの、意外に元気そうでした。
ただ、やはり私達が居た時間が夢のようだと話していました。
子供三人が約10日間家に居たのですから無理もありません。
賑やかだった家が、また一人の空間になったら、誰だって寂しいものです。

実家に居る間、特に次女の行動に笑わされていた母。
お澄まし用に準備したゆで卵を、盗み食いしたり、何か食べたい時になると、「おばあちゃん〜」と甘えて来たり。
頻繁に外に出て、何をしているのかと思えば、家の前に咲いている花を摘んで来てはテーブルに並べていました。
そのままでは枯れるので、私がペットボトルを花瓶にして、その花を飾っておきました。
まだその花が咲いているらしく「思い出だから枯れるまで飾っておく」と、母は言っていました。

今回、父の10年祭に合わせ、家族の想い出DVDを制作しました。
年末は仕事が超多忙だったため、結果的に帰省までに作業を終わる事が出来ず、iMacを持ち帰って実家で続きの作業をやりました。
何とか4日の日の10年祭でDVDを上映する事が出来、みんな喜んでくれました。
前回の5年祭の時は、父の人生を振り返るだけでしたが、今回は、父〜子供達〜母と、それぞれの人生を振り返る内容にしました。

母の人生を振り返るに当たって、年末にアルバムを送ってもらい、そこから写真を取り込んだ。
古い古い写真です。元々モノクロ写真ですが、色がセピア色になって、古き良き味わいを出しています。
その中の1枚に母がまだ幼い頃の写真がありました。
母が4歳の頃の写真。

この写真を母から綺麗にして大きく引き延ばしたいと頼まれていました。
本当は年末に作業を終えて、プリントして持って帰る予定でしたが、とても間に合わなかった。
奄美から戻って来て、ようやく作業出来て、写真を綺麗にするところまで出来ました。
元の写真は傷や汚れで、かなり傷んでいましたが、Photoshopで修復作業を行い、何とか綺麗に出来ました。
後はこれをA4くらいの写真用紙にプリントして送るだけです。

昭和9年の写真。
まだ戦争が始まる前の写真です。
この時代に写真を残している事が驚きです。
母と一緒に映っている幼き子がいますが、母の妹らしい。
しかし、この後亡くなってしまい、写真はこの1枚しか無い。
そのため、母の他の姉弟は、この写真を見た事が無いらしい。
そこで、母が私に写真を綺麗にして、大きく伸ばして、姉弟に見せたいと思ったのだそうです。

今回、自分の母の生い立ちを振り返り、そして私達子供の頃の写真を振り返る事で、自分の原点を見つめ直した感じです。
同窓会もあり、自分が生まれ育った故郷を、もう一度見つめ直す機会になりました。
今回のDVDは10枚程焼いて、姉弟や甥っ子等にも配りました。
甥っ子や姪っ子からすれば、自分のルーツを振り返る事になります。
写真だとなかなか見る機会はありませんが、DVDにする事で気軽に自分の親や、またその親の時代を見る事が出来ます。

超貧乏だった我が家。
帰省した時も、昔の話で盛り上がりました。
ボロボロだった家、貧しかった暮らし。
でも、誰一人としてその事を恨む事はありません。
貧しい暮らしの中、本当に苦労して育ててくれた母に感謝しています。

だからこそDVDを作りたいと思ったのです。
母の苦労に比べれば、私達子供の苦労なんて、屁にもなりません。
辛いときや苦しい時は、このDVDを見て頑張れると思います。

さて、写真の修復も出来ました。
後はプリントして送るだけです。
仕事ではありませが、自分が生業としている事で、役に立てるのは嬉しい事です。
母や叔父・叔母達に、この写真で懐かしんでもらいたいと思います。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:02 | Comment(0) | 日記