2013年10月28日

守るべきは自分ではない

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みのもんたさんが次男の窃盗事件を受けて、記者会見をしました。
リアルタイムで見ていないので、何とも言えないのですが、70分にも及ぶ記者会見はちょっと長いなぁ〜と思います。
そしてその内容もどうも釈然としない内容でした。
全ての内容を見た訳ではないので、見た範囲の感想でしかないのですが、何となく謝罪と言うよりは釈明会見に見えた。

自分の息子が犯した罪について謝罪をしていると言うよりも、その犯罪によって自分の立場や世間の見方が変わった事への不満に聞こえる。
だから「みのもんたの息子でなければ、このバカヤローで済んだ話」と言う言葉が出て来るのでしょう。
確かに、みのもんたの息子でなければ、ここまで騒がれるような事件でも無い。
しかし、同様の事件が起きたとき、厳しい意見を述べていたのも、みのもんたさん本人です。
これまでは批判する側でいましたが、自分が批判される側に立って、初めてその気持ちがわかった事でしょう。

ここまで騒がれるとは、思っていなかったのでしょうね。
きっと内々で済ませて、時間と共に薄れて行くと思っていたのでしょう。
だから最初から謝罪しなかったんだと思います。
結果的にそれが致命傷となってしまった。

最初から次男が逮捕された時点で、謝罪会見を開き、自ら退くべきだったと思います。
潔く「自分の息子の責任を取ります」と、自ら腹を切るべきだったのです。
自ら責任を取るのと、世間の風潮に迫られて責任を取るのでは意味合いが違う。
前者は理解してもらえるが、後者は理解してもらえない。
結果的に「辞めさせられた」としか見られない。

本人も嫌な辞め方だし、周囲も良くは思わない。
やはり自分の立場を守ろうとした結果が、逆効果で追い込まれたしまったかたちです。
最近の日本の責任の取り方って、こんなんばっかりですね。
潔さが無い人が多い。

まぁ、私も人の批判なんて出来ません。
自分の立場になってみたら、潔く腹を切れるか解りません。
でも確実に自分を守ろうとすればする程、自分の身を滅ぼす事は確かかも知れません。
責任転嫁すればする程、突っ込まれて、最後の最後に責任を取って辞めるってのが、最近あまりに多い。
やはり武士道精神で、自分で責任取って腹を切るのが一番なんでしょうね。
その事によって、周りからも認めてもらえるのだと思います。

人間って弱い生き物です。
誰しもが、自分を守ろうとする。
それは当然の事だと思う。
しかし自分を守ろうとすればする程、実は自分を失って行く気がします。

自分のために生きるよりも、人のために生きる。
それが結果的に自分の人生を豊かにする。
自分を守るのではなく人を守る。
そうする事で、皆守られて行く気がしてなりません。

うまく言えませんが、自分中心の人は、誰からも相手にされないのと似ていると思います。
人を思いやる人は、他の人からも良く思われる。
自分の事しか考えない人は、誰からも良くは思われません。

日本の敗戦後の教育は、公よりも自分を大事にする教育です。
だから自分中心の日本人が増えた。
国のためや会社のためでは無く、自分のために生きている。
だから生きる目標を見失う事があるのだと思う。
自分が社会の中で、必要とされていると思えば、目標は見失わない。

どんな仕事であっても、それが必要とされている仕事だと思えば、自分の存在価値を見いだせる。
しかし、今の社会は「儲けてなんぼ」の社会になっている。
企業も「儲かればそれで良い」という風潮が多い。
だから一流ホテルまで、メニューの偽装をしてしまうのでしょう。
真面目に頑張っている者ほど馬鹿を見る。
そんな社会になっている気がしてならない。

みのもんたさんの話から、大きく脱せんしてしまいました。
でも、この問題、根っこは同じだと思う。
敗戦後の行き過ぎた個人主義の教育が、日本をダメにしてしまったのだと思う。
そして自分を守る生き方をする人間が、トップに立つ社会になってしまった。
だからこそ、様々な不祥事が起き、だれも責任を取らない。
そんな中でも、素晴らしい日本人が居るのが、せめてもの救いです。

私も偉そうに言える立場の人間では無い。
これまでも自分中心で生きて来ました。
今でもやはり自分中心に物事を考えています。
みのもんたさんを批判するのでは無く、そこから学ばないといけないと思います。
親として、一人の日本人として。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:54 | Comment(0) | 私の思うこと