2013年07月09日

安らかにお休み下さい

130709.jpg

【写真は産経Webから】

今日も暑い一日でした。
関西も昨日で梅雨明けしていたのですね。
昨夜は知らずに「梅雨明けはまだ?」とつぶやいていました(^^;)

それにしても本当に暑い。
もうクーラー無しでは生きて行けませぬ。
少し我慢しなければ・・・と思いながらも、朝からクーラー点けて仕事しています。

しかし、今年の夏はこれだけ暑くて電力大丈夫なんでしょうか?
電力会社は原発を再稼働する方向で進んでいるようですが、本当に安全性は確保できたのか?
どうも曖昧なまま、なし崩し的に再稼働に踏み切っている感が否めませんね。
かといって、この酷暑の夏に、節電って言われても厳しいです。
それこそ熱中症で人がドタバタ倒れて行きます。

まだ福島第一原発の事故も終息していない中、訃報が届きました。
東日本大震災時の所長であった、吉田昌郎氏がお亡くなりになりました。
まだ58歳という若さです。
食道がんで所長を退き治療に専念していましたが、残念ながら復帰は叶いませんでした。

もし、あの大惨事の時に、この人が所長でなかったら、もっと酷い結果になっていたかも知れません。
あの菅総理からの命令を無視して、海水注入を続けたのは、吉田元所長の英断です。
常に自分がどう見られるかを意識していた感のある菅総理とは違い、自分がどう見られ様が、何を言われ様が、自分の責任において事態を乗り越えました。

そして何より、あの悲惨な状況の中で、現場の士気を高め、現場をまとめていた吉田元所長。
「何度も死ぬと思った」と明かしているように、まさに命をかけた現場だったのです。
今回の食道がんと、放射線被爆との因果関係は無いと言われています。
しかし、命の危機を何度も味わう程、緊迫した現場に居続けるストレスは、想像を絶するものです。
例え放射線被爆とは直接的に関係無くとも、あの現場で戦った結果であると言えるでしょう。
まさしく命をかけて、この日本を、福島を護ったのです。

避難生活を余儀なくされている方々の心の痛み、そして苦労は私たちに想像もできない程のものだと思います。
本当に辛く哀しい事だと思います。
東電の対応に怒りを覚える事も理解できます。
でも一方で、まさしく自分の命に代えて、事故を最小限にとどめた人がいる事を忘れてはならないと思います。
自分の命に代えて、福島を日本を護った吉田元所長は、まさしく現代の侍だったと言えるでしょう。

敗戦後の日本の社会は、やはり歪んで来ているのだと思います。
命をかけて現場で頑張る人は、若くして倒れてしまう。
苦労を避けて要領よく上のご機嫌取りをする者が、最終的にトップに立つ。
トップに立つ事が最終目標になっている。
トップに立って自分の理想とする会社を作る事が求められているのに。

本当に善人ほど先に旅立ってしまうのですね。
哀しい事ですが、あえてご冥福を・・・とは言いません。
吉田元所長は最後まで戦って散って行ったのです。
その潔さと心の強さに敬礼して送りたいと思います。

ありがとう。そしてゆっくりお休み下さい。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 22:25 | Comment(0) | 私の思うこと