2013年06月19日

日本経済の骨格

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安倍政権が発足してから、約半年が経ちました。
最初は飛ぶ鳥を落とす勢いだった安倍政権ですが、ここに来てやや失速気味の感もあります。
アベノミクスの期待感が若干落ち着き、そろそろ実働的な景気回復が求められ始めている。
確かに異常なまでの円高は是正され、株価もある程度回復しました。
しかし、それは期待感の現れであり、実質的な成長が出来なければ、単なる絵に描いた餅に終わる。

アベノミクスの第三の矢として、成長戦略が発表されていますが、やはり弱い。
だからこそ株価も乱高下を繰り返しているのだと思います。
アベノミクスに対する期待と不安が、交互に押し寄せている結果なのかも知れません。

とは言え、全く何も手を打てなかった民主党政権からすれば、グイグイと日本を引っ張って行く安倍政権に期待を寄せているのは、日本国民だけではない。
今回のG8でも、アベノミクスが高く評価された事からして、世界も注目し期待感を持っている。
やはり日本経済が強くなければ、世界も困ると言うのが本音なのでしょう。

日本経済が本当に強くなるには、小手先だけの戦略では達成出来ないと思います。
今でも十分に成長している日本経済。
ここからさらに成長するには、大胆な政策が出来ないと達成は見込めない。

輸出がメインの大企業は、円高が是正され、息を吹き返しました。
これは本当に日本にとって、とても嬉しい事です。
しかし、大企業の下請けや、町工場等の中小企業はどうでしょう?
まだまだ景気回復にはほど遠い状況にあります。

円安になる事で、輸入品の価格が高騰します。
材料を海外から仕入れる企業にとっては、生産コストが上がる事になる。
コストが上がったから、値上げを・・・と出来る企業はまだ良い。
大企業の下請け企業や、町工場などは、生産コストが上がっても、取引先への販売価格は決まっていて、値上げなど出来ない。
そうなれば当然身を削るしか無い。

輸入等の材料費の高騰も問題です。
しかし、もっと問題なのは、電気代の値上がりだと思う。
電気を使わない企業など、100%無い訳で、電気代の値上がりはそのまま企業のコストアップに繋がる。
輸入材料費の場合は、なるべく安い取引を探したり、代替え品等で対応の可能性はある。
だが電気代だけはどうしようもない。

私は日本経済が成長する上で、電気料金の大幅値下げが一番の近道だと思う。
仮に電気料金が今の半分になったら。
企業だけでなく、一般家庭でも随分と楽になるでしょう。
浮いた半分のお金は他の使い道に回ります。
それだけでどれだけ景気が回復するか。

しかし、現状ではとても無理な話です。
原発事故があってから、原発は残念ながら風前の灯です。
無くなる事は無いとしても、原発で電気をまかなう事は難しい。
それに原発で電気を作ったからと言って、電気料金は安くならない。

原発が使えない分、今は火力発電がメインとなっています。
その火力発電の燃料費が、また海外からの輸入頼り。
ここにもバカ高いコストがかかり、そのまま電気料金に乗っかって来ています。
こんな状態では電気料金は値上がりする一方です。

本気で日本経済を強くするのなら、やはり資源を持つ事が一番の近道です。
日本独自の資源の確保。これしかありません。
以前から何度もつぶやいていますが、メタンハイドレートの有効活用が一番の近道だと思います。
「え〜この間、採掘成功したけど、そのままじゃん」って思う人も多いでしょう。
確かに愛知沖で世界初のメタンガスを抽出に成功したのは、記憶に新しい。
しかし、採取するのにコストがかかり過ぎて、まだ資源としては使えません。

今すぐに資源にするのなら、やはり日本海側に多く眠っている、メタンハイドレートを使うしかないのです。
独立総合研究所の青山繁晴氏が、もう何年も前から訴えているように、日本海側には簡単に採取できる状態のメタンハイドレートが、固まりで存在しています。
それを取り出して、火力発電に使えば、すぐにでも電気料金は下げる事が出来る。
何せ、目の前の海に眠っている資源を使えるのです。

こんな美味しい話がなぜ実現化出来ないのか?
これにはやはり利権があるのでしょう。
長年日本は石油を海外から仕入れて来ました。
その事によって作られて来た利権。
日本が自前の資源を持つ事を、喜ばない国からの圧力もあるでしょう。
しかし、一番は日本が資源を持つ事によって、自分たちの利権が無くなってしまう事を嫌う人たちがいる。
この事が一番のネックなんだと思います。

日本がいつまでも石油や天然ガスを、輸入し続ける事で、自分の懐を潤わせる人がいる限り、日本の経済は強くなりません。
「我がさえ良ければ」という思いの人よりも、「日本のために、未来の子供達のために」と思う人が、より増えて行く事が、日本の経済を強くし、日本という国が世界をリードする事になります。

アベノミクスの本当の課題は、これまでの利権にどっぷり浸かった勢力と、いかに戦うかなのだと思います。
そしてその戦いはすでに水面下で始まっている。
安倍政権の足を引っ張ろうとする勢力が、確かにある。
残念ながら自民党の中からも。

みんなが保身に回れば、その国は崩壊していく。
家族でもみんなが力を合わせるから、成り立って行く。
親は夫婦で手を取り合って、子供は成長の中で、少しずつ親を手助けする。
親は命をかけても、我が子を守ろうとする。
自分のためではなく、相手のために。

国家も大きな家族と言える。
「我がさえ良くば」と思うのなら、国家なんて要らない。
国に対して不満があるのなら、自分が国に何が出来るのかを考えなくてはならない。
国が嫌だというのなら、違う国に行けば良いのです。
それも出来ないで、ただただ不満だけを言うのは、国民とは言えないと私は思う。

私たちの日本。
私たちの国。
だからこそ、私たちがしっかりと考えて、より素晴らしい国にしていく。
国が何をしてくれるのかではなく、私たちが何を出来るのか。だと思う。
大それた事は出来ないにしても、自分の国に誇りを持って、「我がのため」では無く「国のため、みんなのため」を思う人が増えれば、日本はもっともっと素晴らしく、経済ももっと強くなるのだと思います。

話があっちこっちに飛んでしまいました。
日本の経済を強くするには、自前の資源を持つ事。
それには保身を捨てて、みんなが国の事を思う事。
それが大事だと思います。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:32 | Comment(0) | 私の思うこと