2013年02月21日

根っこから見直そう

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「小林薫」・・・ニュースで久々にこの名前を聞いた。
2004年、奈良で起きた女児誘拐殺害事件。
誘拐した女児の母親に、画像付きでメールを送る異常さ。
そしてその後「今度は妹も狙う」という狂気に満ちたメールを送った小林薫死刑囚。
今日、ようやくその死刑囚の死刑が執行されたようです。

奈良で起きた事件という事もあり、被害にあった女児が息子と近い年齢だった事もあり、本当に憤りを感じた事を今も覚えています。
このような残忍な事件が起きてほしくないと願う一方で、日々流れて来る不幸なニュースに、半分流されている自分がいます。
本当に心が痛む事件が多過ぎて、自分で半分は無関心にならないと、押しつぶされてしまいそうな感覚になります。

今回の死刑の執行で、亡くなってしまった女児が戻って来るわけではありません。
しかし、残された遺族にとっては、娘の敵を取る事が出来たのではないでしょうか。
死刑が執行された事で、心の中でひとつ区切りをつけることが出来たと思います。

しかし、ニュースの中で耳を疑うような話がありました。
小林薫死刑囚が、死刑制度のアンケートを受けて、今の死刑制度を批判したと言うのです。
そのアンケートをしたのは、社民党の福島瑞穂氏。
正直私には死刑囚に死刑制度についてのアンケートをする事自体が解らない。
何のために?

誰だって死刑になりたくないのだから、死刑制度について批判するのは解りきっている事です。
死刑囚にアンケート取って「ほら死刑を受ける人はこんなにも苦しんでいるのです」とでも言いたいのでしょうか?
「死刑は国が人の命を奪う行為で許されない行為だ」と言う人がいます。
では、犯罪者によって命を奪われた人は?残された遺族は?
犯罪者の命や人権は尊重して、被害にあった人の命や人権は無視していませんか?

死刑囚にアンケートをとるのなら、同様に被害にあった遺族にもアンケートを取るべきでしょう。
同様にアンケートをして、その結果を見比べて判断をするのなら解る。
しかし、一方的にアンケートをして、それで死刑制度を批判するのは、あまりにもアンフェアです。
こんな人が国会議員で、しかも党首なんですから、本当に耳を疑います。

批判をするのなら、それに代わる代案を出すべきです。
いつでもそうですが、批判ばかりで代案が無い。
綺麗ごとばかりで、中身が伴っていない事が多い。
沖縄基地問題にしても同じ。
批判ばかりで現実的な代案が無い。

死刑制度を無くしてはいけません。
大事なのは死刑を執行しなくてはならないような、凶悪犯罪を減らす事です。
誰だって死刑を執行したい人はいない。
そんな凶悪犯罪を起こさせないためにも、死刑制度は廃止してはならない。

いじめ問題にしても、体罰問題にしても、死刑制度にしても、大事なのは根っこの問題。
いじめを無くすには、教育から直さなくては無理です。
そして親と子が、もっと信頼できる強い絆が必要。

体罰問題も、教師と子供の信頼関係が大事。
同じムチでも信頼関係があれば「愛のムチ」、なければ「体罰」になる。
死刑制度も無くすのではなくて、使わなくても良いような社会を目指す事が大事。
犯罪を減らす社会。犯罪を起こさせない社会。

全ての根っこには、教育の崩壊、家庭の崩壊、地域の崩壊が絡んでいると思う。
全ての人間関係が希薄になり、誰も信用できない社会になっている。
教育の見直し、家庭の再構築、地域社会の強化。
これが出来ないと、何も解決はしないでしょう。

いじめ問題・体罰問題で学校を教育委員会を批判し、死刑制度を批判する。
そうやって批判をして、自分が指示された気分でいるのでしょう。
しかし、批判をしても何も解決はしない。
結局小手先だけの対応で、余計におかしな事が起きて来る。

桜の花を咲かせたいと思ったら、桜の木の根が必要なのです。
梅の木に桜を咲かせようと、枝先だけいじっても、余計におかしくなるだけです。
問題の根っこを見ずに、見栄えの良い花だけを変えようとするからおかしくなる。

根っこから見直しましょう。
そんな時期に来ています。
本来の日本を取り戻しましょう。
それが明るい日本の未来です。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:23 | Comment(0) | 私の思うこと