2012年04月19日

本当の褒める意味

先程テレビ「News ZERO」でやってた特集。
「人を褒めて育てよう」という主旨の内容でした。
子供に限らず人は褒められる事で伸びる。
それは確かにあると思う。

でも、何か放送の内容にちょっと違和感を感じた。
学校でも人を褒める事を積極的に取り組んでいたり、社会人でも人を褒めるための研修をしたりしている。
企業内でも人を褒めるためのシステムまで出来ている。

何だろう?少し違うのではないか?
そう感じたのは私だけなのだろうか?
確かに人を褒める事は素晴らしい。
褒められる方もそれによってさらに伸びるだろう。

でもそれは、その褒められる人が本当に努力をして、多くの人に認められるだけの頑張りがあって初めて褒められる。
人によっては「それくらい当然」「それが普通だ」「プロなんだから当たり前」等々、厳しい言葉を投げるかも知れない。
人それぞれに評価は違うし、褒められっぱなしってのは通常有りえない。
しかし、テレビで観た内容は完全に褒められっぱなし。

ちょっと観ていて気持ち悪かった。
人を褒めるのは本当にその人が素晴らしいと感じた時に初めて褒める事が出来る。
しかしテレビの内容は、その人を褒める事を必死に探しているような感じだった。
言い方はキツイかも知れないが、「無理やり褒めている」そんな感じがした。
確かに人を褒める事は良い事だし、褒められた方は気分が良い。

でも、褒められる事が前提になってしまうと、人は努力した後に褒められなかった事に悲観する。
褒められる事を報酬と仮定すると、最初から報酬を求めて行動をする事になる。
頑張っても褒められなかったら、人はそれを不服に思うようになる。
無償の愛、それこそが褒められるべき行動だと思う。

人を褒める事が出来る人間になるために努力するのは良いと思います。
しかし、人に褒められるために努力する人間になっては意味が無いと思う。
自分が一生懸命頑張った事は、誰よりも自分が一番解っている。
最初から褒められる事を期待していないから、褒められた時に初めて喜べる。
褒められる事を前提にしていたら、褒められて当然になり、褒められない事で不満を覚える。

人間育成というのは、厳しさの中に初めて優しさがあり、それを感じ取る事が出来るようになって、初めて人の愛を知る事が出来るのだと思う。
最初からある優しさは、単なる甘えだとテレビを観ていて思った。
素直に人を褒める事が出来ない私はひねくれ者なのだろうか?
でも、私もそんなに褒められてばかりいたら、気持ち悪くて嫌ですけどね。
やっぱりひねくれ者かな(笑)
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 私の思うこと