2011年07月20日

魁皇大関お疲れ様でした

大関魁皇が引退しました。
38歳まで現役で頑張る凄さ。しかも大関のままで。
これってとんでもなく凄い事だと思います。
さらには千代の富士の最多勝利記録も塗り替えてのおまけ付。

引退表明では涙が付き物ですが、本当に完全燃焼出来たのでしょうね。
すがすがしい笑顔での引退会見でした。
本当にこの人は相撲が好きで、相撲を愛しているのだなぁ〜と感じる事が出来ました。

大相撲は何かと問題続きで、人気も低迷しています。
日本人横綱が不在の状態で、外国人力士の活躍が目立つ。
そんな中で淡々と相撲を取り続け、大関の地位を死守した魁皇は、横綱以上の功績だと思います。
今後は親方として、立派な力士を育てていって欲しいですね。

相撲は本来「相撲道」と呼ばれ、「道」であったハズです。
武道のひとつであると、私は考えています。
スポーツではありません。
柔道も剣道も、道がつく日本の武道は、一生を通してその道を極めるものです。

魁皇はまさしく相撲道を突き進んでいるのだと思います。
現役として出来る事を全てやり切って、そこから先は精神を磨き弟子を育てる。
そうやって道が繋がっていくのだと思います。
これは柔道にも剣道にも言える事ではないでしょうか。

最近の大相撲は、道よりもパフォーマンスが目立っている感が否めません。
本来、道とつくものは目立たず、自らアピールするものではありません。
しかし、柔道がオリンピック種目になってから、やたらと己をアピールする傾向にあります。
相撲もやたらとパフォーマンスが目立ちます。
それがファンサービスだと勘違いしているのではないでしょうか?

礼に始まり礼に終る。
それは勝っても負けても、戦った相手を敬い互いに讚え合う事。
勝った喜びを表に出してはいけない。
それが道なのですが、柔道でも相撲でも喜びを出す事が多い。
特に柔道などはガッツポーズは当たり前になってしまいました。

見た目には華やかに見えて、こちらも喜びを共感できる気がします。
しかし、本来の道ではそれはやってはいけない事です。
相撲でも以前、朝青龍がガッツポーズをして問題になりました。
「ガッツポーズくらいいいじゃないか」と思う人もいるでしょう。
しかし、それを許してしまったら、もう相撲は相撲道では無くなります。

私たち相撲を観る側にも、相撲とスポーツを混同している感があります。
相撲は相撲道、スポーツではないと言う事を、もっと私たちが意識しなければなりません。
そして相撲も原点に立ち戻り、相撲道に精進する事で、本当の相撲人気が復活すると思います。
魁皇は立派に現役時代の道を通り切りました。
これからはさらに精進して、相撲道を広めてほしいと思います。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記