2011年05月15日

不思議の国・日本

最近つくづく思う事がある。
日本って国は、本当に不思議な国だと思う。
今回の東日本大震災でも、被災者の方々のモラルの高さが、世界で評価される反面、日本政府の対応の悪さは批判を受けた。
福島原発事故も、決死の覚悟で頑張っている名も無き作業車は英雄として讚えられ、一方の幹部や政府は批判を浴びた。

日本国民は素晴らしいが、日本政府はまるでダメ。
東電の社員や関連会社の職員は頑張っているが、幹部や責任者はまるでダメ。
これは日本社会の全体に言える事なのかも知れません。

あなたの会社に当てはめて考えてみても、もしかすると同じ構図が当てはまるかも知れませんね。
社員はみんな優秀で、本当に良く働き業績も良い。
ところがトップを見ると「こんなんでよくトップが勤まるな」という人がいる。
そんな会社、以外に多いのではないでしょうか。

今回の大震災で、多くの日本国民が「自分にできる事」を必死に考えました。
それは決して自分のためでなく、被災者のために何が出来るのか。
自分よりも他人のことを考えていたのです。
これが本来の日本人の考え方です。
公のために自分が出来る事を頑張る。
その精神が国を豊かにし、私たちの暮らしを支えてきたのです。

しかしトップに立つ人間は違う人が多い気がします。
あくまでも自分のため、利益のため、勝ち残るため。
その考え方が全てのような気がします。
だから上層部と現場との温度差が激しい。
現場は必死になって、自分を犠牲にしてでも人のために頑張る。
ところが上層部は自分の地位や権力を守りたいから、決断力が無い。
今の菅総理大臣が、まさしくそのままです。

現場で働く人々は、働く事に喜びを感じます。
自分の仕事が人のためになる。
自分が社会の中で必要とされている事に幸せを感じます。
しかし上層部は違うのでしょうね。
自分の権力・財力・名誉にしか喜びを感じられないのでしょう。

戦後、高度成長を遂げた日本は、いつしかそんなトップしか生まれない状況を作り出してしまったのかも知れません。
戦後体制の中でゆがめられた教育、価値観、否定された日本文化。
長い時間をかけて、それが日本社会を蝕んできたのかも知れません。
また、それを受入れられる人間しか、トップに立てなくなっている感じさえします。

海外から見ても「優秀な日本国民」が何故「堕落した日本政府」を生み出したのか、不思議に思っている事でしょう。
私たち日本国民は、リーダーになる人間は間違いを犯さないと思い込んで来たのではないでしょうか?
上に立つ人はそれだけの人格者であると、勝手に思い込んできたのかも知れません。
本当の人格者もたくさんいます。
リーダーになる資質の人もいます。
問題は私たちがそれを見極める力を持つ事です。

日本国民は勤勉で優秀です。
ちゃんとしたリーダーを選ぶ事がこれから大切な事だと思います。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:12 | Comment(2) | TrackBack(0) | 私の思うこと