2010年09月17日

台風の後の想い出

また台風が発生しているようですね。
9月も中旬になって、ようやく秋めいた気候になって来ました。
日中はまだまだ暑さが残っているものの、朝晩はすっかり涼しくなりました。
今年の夏は本当に暑かったですね〜。
これから秋の味覚盛り沢山です。
秋刀魚が不漁のようで、ちょっと残念ですが、味覚の秋・収穫の秋を楽しみたいですね。

今回の台風は台湾からそのまま中国大陸に抜けるので、沖縄以外にには日本に影響は無さそうです。
しかし、台風の影響で天気が変りやすくなる可能性もあるので、気をつけましょう。
特に海は台風の影響で荒れる事もあるので、注意が必要です。
釣りなどに出かける時も、十分に注意しましょうね。

子供の頃はよく台風が去った後、浜辺に行くのが好きでした。
台風の荒れた波で、いろんな物が海岸に打ち上げられるので、何か宝探しのようで楽しかった想い出があります。
波に打ち上げられた物が、まるで防波堤を築いたように、浜辺に高さ10〜30cmの壁を作ります。
その中から色んな物を探すのが楽しみでした。

そう言えば、22〜3歳頃の事でしょうか?
仲間達と台風の後にドライブに行った事がありました。
海岸に着いて、数名の仲間達と海岸に打ち上げられた物を、子供の頃を思い出して探しておりました。
すると、一人の娘が「カメがいる!」と叫びました。
見ると本当にカメが打ち上げられた物の中でもがいています。

最初は波と一緒に打ち上げられたと思っていました。
ところが、ふと横を見ると同様に小さなカメがもがいています。
さらに、あちらにもこちらにも・・・・。
なんとそこら中に、小さなカメがもがいているのです。

ここでようやく状況を把握しました。
小さなカメは、産まれたばかりのウミガメの赤ちゃんでした。
台風の後に孵化して、海を目指して一目散に出てきたのですが、目の前に台風によるゴミの壁が立ちはだかったのです。
体長わずか10cm程の赤ちゃんウミガメにとっては、高さ10cm〜30cmのゴミの壁は、とてつもない大きな壁です。
必死で乗り越えようとして、ゴミに埋もれてしまい、もがいていた所にちょうど私達が来たのです。

小さな赤ちゃんウミガメを見つけては海側に離してあげました。
赤ちゃんウミガメは必死に海に向かって進み、やがて波の中に消えていきます。
何匹も何匹も同じ事を繰り返しました。
私達は「恩返し待ってるからな〜でも竜宮城へは行かないぞ〜」等と、冗談を言いながら、必死で海に向かうウミガメを見送りました。
取り残されたウミガメがいないか、何度も確認しながら、その海を後にしました。

ウミガメの産卵場所が減ったり、ウミガメ自体が減ったりして、ウミガメは貴重な存在になりつつあると思います。
あの時、私達が助けたウミガメの内、何匹が生き残ったかは解りません。
でも、あの時気づかずにいたら、確実に赤ちゃんウミガメは死んでいたと思います。
きっとあの中から、何匹かは生き残り、今でも大海原を泳いでいると思います。

ふと台風の事で思い出しました。
皆さんも台風の後、もし海に行く事があれば、注意して見て下さいね。
もしかしたら、必死で海に向かうウミガメの赤ちゃんが紛れているかも知れません。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 00:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記