2010年07月07日

七夕の夜

笹の葉〜さらさら〜♪

今日は七夕でした。
皆さんの所では、天の川見れましたか?

日中は突然の大雨があったり、天気的には最悪の状態でした。
夕方に晴れ間が見えて来ていましたが、全体的にはうっすらと曇り空。
「こりゃ〜今日は星は見えないなぁ〜」と思いながら、息子と長女を乗せて剣道稽古へ向かいました。

ところが稽古が終って外へ出てみると、いつの間にやら雲はスッキリと消え去り、お空には沢山の星空が。
稽古を終った子供達も、「夏の大三角形だ」等と星空を眺めていました。
「今日の宿題なの」と言いながら、星座盤を出し星を眺める女の子もいました。
ここ数年で七夕の日に、ここまで星空が見えたのは久々の気がしました。
周囲が明るいため、残念ながら天の川は見えませんでしたが、それでも星空を眺める事が出来て、ちょっと嬉しかったです。

星空って不思議です。
ず〜っと眺めていても飽きないんですよね。
でも、町中で見上げる星空と、光の無い所で見上げる星空は明らかに違うので、光の少ない所で満点の星空を見上げたいですね。

奄美に住んでいた子供の頃は、満点の星空を見上げる機会が多かったので、こっちに来て星の少なさに驚きました。
本当に星が見えないので、とても寂しく感じた程です。
それからと言うもの、こちらで星空を見上げるという行為そのものが無くなりました。

一昨年の夏に、奄美に帰った時の事です。
海水浴に行った後、そのまま晩ご飯を食べて帰ろうと言う事になり、海水浴場に隣接されたお店で晩ご飯を食べて帰りました。
食べ始めた時は夕方でしたが、店を出た時はすっかり日も暮れ、外は真っ暗でした。
ふと空を見上げると、無数の星が見えます。
「これは街灯の無い所へいけば、もっと見えるかも!」と思い、途中の駐車場で車を停めました。
周りには一切街灯等の光がありません。
車を停めて外に出て、空を見上げて言葉を失いました。

無数の星が空いっぱいに散らばっています。
まさに満点の星空です。
久しぶりに見る満点の星空。
しばし、時間を忘れて、皆で空を見上げていました。

しかし、これよりも凄い星空を見た事もあります。
同じ奄美での事ですが、奄美本島のさらに南に加計呂麻島(かけろま)と言う島があります。
フェリーでしか行けないのですが、まだ二十代後半の頃、結婚する前に家族でこの加計呂麻島に旅行に行きました。
同じ奄美でありながら、この島に渡る機会は殆どありません。
ですから、私はもちろんの事、父も母も姉弟も、皆初めての加計呂麻島でした。

ここで夜見上げた星空が凄かった。
弟と二人で海岸に散歩に行ったのですが、何せ街灯らしき街灯も無く、民宿のおじちゃんに懐中電灯を借りて、夜道を海岸まで歩きました。
「ハブが出るかも知れんから、道の真ん中を歩くように」と、驚きの注意を受けながら海岸まで行きました(笑)

海岸の防波堤で寝転がって夜空を見上げた時、あまりの星の多さに、一瞬恐怖感にも似た衝撃を受けました。
「こんなに星ってあったっけ?」と言うのが、一番の印象でした。
空全体が星で埋め尽くされているのです。
まるで手を伸ばせば星が手に取れるような、そんな感覚にさえ陥る程の星の数。
しばらく見つめていると、空がどんどん落ちてくるような感覚にもなりました。

しばらく潮風に吹かれ、潮騒をBGMに満点の星空を眺めていました。
何も考えず、何も話さず、ただただ夜空の星を眺めていました。
今から思えば、何とも贅沢な時間だったと思います。

本当は見えているハズの星空。
見えなくしているのは、私たちが便利な生活を求めて、増やしてきた町の灯。
本来、夜は暗いもの。暗さの中で見えるのが本来の姿なんですよね。
私たちはついつい人間の都合で、暗いところを明るくし、暑いところを涼しくし、本来持っていた人間の五感を失いつつあるのかも知れません。

闇夜の中に見えるもの。
それを見る力が必要なのかも知れませんね。
そして時には、便利な灯を消して、本来の闇を体験するのも良いでしょう。
織り姫と彦星が再会した夜。
そんな事を思ったりしたのでした。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記