2010年04月08日

ペットの幸福感

先日ニュースで流れていた情報。
埼玉県の山道脇に、数多くのペットの死骸が見つかったというニュース。
当所「ペット葬儀業界の人間の仕業では?」と憶測の情報が流れていましたが、やはりペット葬儀業者が逮捕されました。

今やペットは家族の一員と言う人が増えてきています。
ペットも人間と同様に、葬儀に出すという人が多くなってきているから、ペット葬儀業者という業種が成り立つのでしょう。

我が家はペットを飼っていません。
厳密に言えばグッピーを飼っていますが、さほど世話がかからないので、飼っているという意識はありません。
動物が嫌いな訳ではありません。逆に大好きです。
大好きだからこそ飼わないのです。

ペットを飼うという事は、その動物の命を預かると言う事。
動物の命の保証を持つと言う事です。
ただただ餌を与えれば良いという事ではありません。
動物の身の回りの世話。犬であれば散歩も必要です。
今の我が家にそんなゆとりは全くありません。
子供二人の面倒を見るので精一杯です(笑)

私は時々考える事があります。
ペットとして飼われている動物は、本当に幸せなのだろうか?と。
本来、動物は野生で過ごすものです。
それを人間がオリやカゴに閉じこめて、飼っているのです。

昔はペットでは無く、家畜という扱いだったと思います。
鶏やヤギを飼って、卵や乳を補う。
犬はもともと番犬として、野生動物から家畜を守ったり、狩の際に野生動物を追いかける役割でした。
ですから人間が一方的に飼うのでは無く、それぞれに役割を持っていたのです。
昔は「生きるための糧として」家畜を飼っていました。
今は「生きるための心の支えとして」ペットを飼っているのかも知れません。

人間が一方的に、自分の心の支えとしてペットを飼う。
本当に家族の一員として飼われて、愛されて見守られながら死んで行くペットは幸せかも知れません。
しかし、中には途中で捨てられたり、殺処分になるペットも後を絶ちません。
人間の都合で一方的に命を奪われるペットは、一体何のために生まれて来たのでしょう?

日本のペット業界はどんどん肥大化していると聞きます。
ペットのためにかけるお金も、どんどん膨らんでいるようです。
でも、本当にペット達は喜んでいるのでしょうか?
可愛い服を着せられて、飼い主と散歩している犬は、とてもじゃないが幸せには見えません。
それよりも野原を自由に走り回っている時の方が、よっぽど幸せなんじゃないでしょうか?

ペットを飼うと言う事は、飼う人間の満足で飼うのでは無く、飼われている動物が幸せなのか?を考えて飼う必要があると思います。
ペットを飼う前に「本当にこの動物にとって幸せな環境を保てるか?」「最後まで命の保証を持てるか?」という事を考えなくてはいけません。
今の私には残念ながらその資格は無い、だからペットは飼いません。

ペットを山中に捨てたペット葬儀業者の行いは、最後までペットを見守った飼い主の心を裏切る行為で許す事は出来ません。
二度とこんな業者が出てこないようにしなくてはいけませんが、ペットを飼う側も、今一度「ペットを飼う」という事を考える必要があるのではないでしょうか。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 私の思うこと