2009年07月08日

ウイグル騒動に思う

中国ウイグル自治区が大変な事になっています。
すでに最大では800人の死者が出ているのでは・・・?という報道もあり、ますます混乱を極めそうな状況です。
この背景には民族対立があるのは確かで、ウイグル民族と漢民族との争いが表面化しています。

同じような事件が昨年もありましたよね。
そうです。チベット騒動です。
しかし、今回はチベットの時と状況が違う事に気付きませんか?
チベットの時は、「チベットで騒動が起きている」という報道以外は、現地での詳細が全く伝わって来ませんでした。
それは中国政府が海外報道陣を追い出し、完全にシャットアウトして情報をコントロールしていたからです。

しかし、現在はインターネットや携帯が普及し、全ての情報をシャットダウンするのは無理です。
結果、インターネット等で様々な情報が流れ、結果世界は中国に対して批判を強めました。
折しも北京オリンピックと重なり、その運動は「フリーチベット」という合言葉で世界中に広まったのです。

中国政府はこのチベットの時の失敗に習い、今回は積極的に報道陣に公開しているように見えます。
しかし、中国政府の情報を鵜呑みにしてはいけません。
元々、ウイグル民族がいきなり暴動を起したのでは無く、平和的なデモを中国政府が抑制したのが始まりと言われています。
これも確かな情報と言うわけではありませんが、公平に双方の情報を照らし合わせてみると、全く異なる言い分が出てくるのです。
チベット騒動の時もそうでしたが、平和的なデモを中国政府が抑え込み、わざと暴動に仕立てている可能性が非常に高いのです。

もう一つチベットの時と違うのが、世界の反応です。
フリーチベットという合言葉すら起きた前回のチベットの時と違い、今回は世界から全くと言って良いほど批判の声が聞えません。
個人単位や団体単位では批判の声があると思いますが、国として批判しているところは、今のところ無いと言っても良いでしょう。

その背景には、やはり経済の問題がからんでいるのでしょう。
中国に批判的声明を出すと、中国で物を売る事が難しくなる。
前回のチベットの時も、フランスが批判した事で、中国内のカルフールで非買運動が起きました。
世界も前回のチベットを教訓にしているというところでしょうか。

しかし、この騒動、簡単に治まりはしないでしょう。
民族対立になると、憎悪が憎悪を呼び負のスパイラルに陥ってしまいます。
中国政府は「民族団結」を呼びかけているようですが、そもそも全く違う言葉・文化の民族がひとつになるというのは、とても難しい事だと思います。
チベットも東トルキスタン(ウイグル)も、本来はひとつの国として成り立っていたのを、無理やりな形で中国に統合されたようなものですからね。

昨年のチベット騒動、そして今回のウイグル騒動、対岸の火事だと思って見てはいけません。
中国共産党の狙いは、領土拡大と資源独占です。
台湾を中国の領土として狙い、その次は沖縄を狙っています。
冗談抜きで日本も中国の領土にしてしまおうと、着々と狙っているのです。
日本はもっと毅然とした態度で中国と外交をしないといけません。

今回のウイグル騒動、これからどんな事になっていくのか、しっかりと見て行きたいですね。
そして日本ももっと危機的状況を把握して、自国を自らの手で守る事を考えていかなくてはいけません。
いつまでも平和ボケした状態でいては、あっと言う間に日本という国自体が消滅してしまいかねません。
平和とはそれぞれの民族・国が、それぞれの主張を持ちつつ、緊張の中でバランスのとれている事だと思います。
理想は世界中から核や兵器が消える事ですが、現実は夢物語です。
しっかりと現実を見て、その中での平和を考えていかなくてはいけません。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:55 | Comment(3) | TrackBack(0) | 私の思うこと