2009年05月01日

組織力とは人と人の繋がり

私は今、一人でフリーのグラフィックデザイナー・イラストレーターとして仕事をしています。
しかし、それまでは印刷会社等で仕事をしていました。
その時特に感じていたのは、組織としてのまとまりの大切さです。
今はフリーなので、殆ど組織の中に入る事はありませんが、会社勤めの時は本当に痛感したものです。

特に仕事の内容が同じであれば、それぞれの苦労も喜びも分かるのでまとまりやすいのですが、内容が異なるとそこは難しい部分があります。
印刷会社でデザインをしていた時は、制作・営業・印刷等々、全く仕事の内容が異なる人が集まって仕事をする訳ですから、まとまるのは大変です。
個人単位では、営業の人間と制作の人間が理解できていたとしても、営業部と制作部と言う単位になると、なかなか一筋縄ではいかなくなります。
お互いの仕事の中身が見えていなかったり、それぞれの苦労が分からなかったりと、なかなかお互いを理解し合うのは難しいのです。

そんな事から、よくお互いの部署同士でぶつかり合う事がありました。
ぶつかり合ってお互いの意見を出し合って、より良い方向に話が進んで行けば、それは会社としても良いのですが、単なるケンカで終ってしまうと悪い方向へと進んでしまいます。
そこの舵取りをするのが社長を含め、会社の運営者の腕の見せ所になると思います。

これは会社に限った事ではなくて、身近な所で言えば家族もそうなんですよね。
特に兄弟が多いところは、舵取りの中心である親がしっかりと双方の気持ちを考えないと、家族はなかなかまとまらないと思います。
でも、家族は血のつながりがあるので、何かあっても根っこの部分で繋がっているのですが、これが他人となるとなかなか難しい。
仕事の場合は、会社と契約して給料を貰うので、何か不満があっても「お給料貰うため」という思いで、仕事を頑張れると思います。
本当はそんなでは無くて、ちゃんとしたやりがいがあって仕事をするのが一番ですが、世の中そんな綺麗事だけでは通らない部分も多々ありますからね。

最も難しいのは、会社では無く有志で集う場合のまとまりでしょうね。
有志でも何か同じ目標で集まるのなら良いのですが、そうでない場合はさらに難しくなります。
私が今関わっている学童保育も、まさしくそんな状況であると言って良いと思います。
何せ、学童保育を利用する親が運営をして行くのですから、大変な労力が必要です。
もともと「学童保育を運営しよう!」という強い意志で集まってくるのでは無く、普通に子供を預けるだけの気持ちで入ってくる保護者をまとめていかなくてはいけません。

お陰様で今年度は、やる気のある人々が集ってくれて、何とかスタートする事ができましたが、これからが本当の意味での苦労があると思います。
運営する事の一番の難しさは、先に書いたように「人のまとまり」だと思うのです。
一人で全てを行うのであれば、それは実務的な苦労だけで済みます。
しかし、人が増えて実務的な苦労が減ると、今度は人のまとまりが難しくなってきます。
会社と同じで、それぞれの苦労が分からなかったり、人への思いやりの配慮が欠けると、そこで気持ちを繋いでいたパイプが抜けてしまいます。
気持ちが通わなくなると、組織としては致命傷です。人体で言うと血管が破れたようなものです。
いくら心臓が頑張って血液を送っても、細胞に血液が行き届かなければ意味がありません。

人間がまとまった時のパワーというものは、とてつもないエネルギーだと思います。
野球やサッカー、バレーボールやバスケットボールなど、チームでプレーするスポーツ等はその結果が如実に現れます。
いくらずば抜けた選手が揃っていても、チームとしてまとまっていなければ勝てません。

何事にも人と人は繋がっているのであり、人は一人では生きていけません。
他の人への思いやり、相手の立場に立って考える事で、お互いに心が通うのだと思います。
そんな心がけで、学童に関しては運営を行っていこうと思っています。
難しい舵取りですが、だからこそ人がまとまった時の喜びも大きいと信じて頑張ります。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記