2009年01月06日

派遣問題に思う

このところテレビのニュースを見ていると、「派遣村」の話ばかりが出てくる。
昨年の金融危機を発端に、大企業が一斉に派遣の解約に踏み切った。
当所は派遣切りを行った企業を批判する報道ばかりで、今度はこの派遣村の報道ばかりです。
そして徐々に政府の責任にシフトして行くのが分かります。
以前から何度も同様のつぶやきをしていますが、またまた一方的な偏った報道ばかりですね。

確かに突然解雇された派遣の人は大変だと思います。
しかし、派遣労働者側の方から見た報道ばかりで、問題の本質を報道している内容は見た事がありません。
解雇された事は大変な事ですが、まず「派遣」という働き方が必要で無くなったら基本的に切られるものであると言う事を、もっとベースに乗せて考える必要があるのではないでしょうか?

そして解雇した企業や、行政・政府を批判する内容ばかりで、派遣会社を批判する内容が全く無いのは不思議なくらいです。
派遣労働者はまず派遣会社に登録して、そこから仕事の斡旋を受けているハズです。
そして派遣会社は給料の中から手数料として、儲けを得ています。
派遣会社が多少なりとも援助するのが、まずは第一ではないでしょうか。

派遣村を作って派遣切りで路頭に迷った人達を支援することは、とても素晴らしいことだと思います。
しかし、そこで「行政は何をやっているんだ」と声を荒げるのは違うのではないでしょうか。
さらに野党の議員達がやってきて、そこで演説や集会を始めると、完全に政治の道具になっているのは明かです。
野党は与党を攻める材料として、この派遣切りを利用しているに過ぎません。

そうなってくると、本当にこの派遣村が誠意で行われているのか?という疑問も出てきます。
先日、「本当に真面目に働こうとしている人たちか」という発言で総務政務官が派遣村に苦言をして問題発言として取りざたされましたが、一方的に発言を批判するのもおかしいです。
そう感じさせる雰囲気があったからであって、なぜそう感じさせたのかをもっと報道しなくてはいけません。

-----産経NEWS Web版からの引用-----
坂本政務官はまた、昭和40年代の学生運動を引き合いに出し、集まった人たちについて「(厚生労働省の)講堂を開けろ、もっといろいろな人が出てこい(と主張した)。何かしら学生紛争の『学内を開放しろ、学長よ出てこい』という戦術、戦略が垣間見えるような気がした」とも述べた。
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この部分はあまりテレビでは報道されていません。
ただ「本当に真面目に働こうとしている人たちか」という部分だけを切り取って、この発言に問題があるような報道をしています。
派遣村の目的は何なのか?派遣切りで路頭に迷った人々を助けるだけで良いのでは。
最初から運動の一環として準備していたのでは?という疑いの目さえも出てきます。

派遣村によって本当に助けられた人は大勢いるでしょう。
しかし、助けられた人達が助けられたことによって、さらに助けを求める悪循環になってはいけません。
先にも書いたように派遣という働き方は、大きなリスクを伴います。
自分は被害者だという思いだけでは、何も生まれては来ないと思います。
派遣切りを行った企業にも、派遣会社にも、行政にもそれぞれに責任があります。
そして何よりも派遣という働き方を選んだ人にも責任はあるのです。

一方方向からばかり見ると、問題の本質は見えて来ないと思います。
マスコミの報道もこの問題を、企業の責任から徐々に政府の責任に誘導しているように思えます。
責任を問うのであれば、それぞれに責任を問わなければいけません。
冷静にこの報道を見ていきたいと思います。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:58 | Comment(2) | TrackBack(0) | 私の思うこと