2008年10月28日

高橋尚子選手引退

本日、また一人の偉大なるアスリートが引退しました。
Qちゃんこと、高橋尚子選手。本当に長いことお疲れ様でした。
あのQちゃんスマイルと、常に前向きな姿勢、そして力強い走りに多くの国民がパワーをもらった事だと思います。

気がつけばあのシドニーオリンピック金メダルから、もう8年も経っているのですね。
高橋尚子選手ももう36歳になっていたなんて、時の流れを痛烈に感じます。
あのシドニーオリンピック金メダルの瞬間を、移動中のバスの中で見ていたのを、いまだに覚えています。
ちょうど嫁さんの病院の行事に、家族で参加していた時で、2位の選手が後ろからジワジワと走り寄ってくる恐怖を覚えながら、必死に応援していたのを思い出します。
金メダルを取った瞬間は、バスの中が歓声で溢れかえりました。

まだ息子が歩き始めたばかりの頃でした。
そんな息子が、もう小学三年生になっているのですから、それだけの歳月が流れているのですね。
その間、アテネオリンピックがあり、まさかの代表落ちという辛い経験を乗り越え、北京オリンピックに向けてチャレンジし、最後の最後まで頑張り通しました。

普通で考えれば、北京オリンピックの代表落ちが確実になった時点で、引退を表明しそうなものですが、その時点では高橋尚子選手自体が、まだ頑張れると言う思いだったのでしょうね。
本当に最後の最後まで、心身共に力を出しきったからこそ、今のこの時期に「引退」を決意したのだと思います。

会見では終始にこやかに、そしてテキパキと質問に答えていましたが、最後に「ありがとうございました」と言った瞬間に、目に涙があふれ出てきたのが印象的でした。
会見自体もマラソンと一緒で、終るまでは気を引締めて対応していたのでしょうね。
最後に「これで終り」と感じた瞬間に、いろんな思いが込み上げてきたのだと思います。
私たちが想像も出来ないような、苦しみ辛さを何度も何度も乗り越えて来た、そんな高橋選手だからこそ、最後の最後にあの涙を見せたのでしょう。

「諦めないで頑張れば夢は叶う」
常にそう信じて、そう語りかけて走ってきた高橋尚子選手。
その姿は多くの子どもたちに、夢を抱き夢に向かって走る事の素晴らしさを教えてくれたと思います。
これからは違う形で夢を抱いて、それに向かって再び走り出す事でしょう。

夢を持つ事の素晴らしさを、夢に向かって走る事の素晴らしさを教えてくれた、本当に素晴らしい選手だったと思います。
高橋尚子選手、長い間お疲れ様でした。
そしてありがとうございました。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:56 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記