2008年05月18日

置き去りになった日本人の心

今、ニュースは中国の地震一色になっている感がありますね。
本当に多大な被害と犠牲者の数に、心が痛みます。
中国政府も必死なのでしょうが、国民の命を守るのに必死・・・と言うよりも、中国政府のメンツを守るのに必死という感が否めません。
日本の人的援助の受入れが遅れたのが、最も解りやすい例だと思います。

せめてあと一日早く決断していれば、助かった命があったと思います。
きっと救援に向かったレスキューの方々も、そんな思いの中一生懸命頑張ってくれていることだと思います。
私達一般人に出来ることは、募金くらいだと思いますが、その募金もちゃんと国民のために使われるのか・・・・?と、半信半疑になってしまうのが悲しいですね。

世の中どうにも納得のいかない事が多くて、最近も捕鯨調査船で不正にクジラ肉を持ち出していた・・・・と、ニュースが流れました。
当初は捕鯨調査船の職員の問題なのか。と思っていたら、どうも話がおかしいですね。
確かに船から宅配便を使って送られていた段ボールの中から、クジラの肉が見つかりました。
でも、それを見つけ出したのが、環境保護団体のグリーンピース。
それも、勝手に段ボールを宅配業者の目を盗んで手に入れています。いわゆる窃盗罪に当たります。
しかし、それを堂々とテレビの前で主張しています。
不正を暴くための手段であると。

これは非常に危険な思考だと思います。
自分が「正義だ!」と思えば、勝手に人の物を盗んでも良いという発想になります。
例えば自分の友達が他の友達に、どうも自分の悪口を言っているような気がする・・・。
という考えで、友達の家に忍び込み、携帯を盗み、メールを見て「ほらやっぱり自分の悪口書いている」。おまえは何て悪い奴だ!!
と言っているのと同じことになります。

人の家に勝手に入り、携帯を盗むという犯罪を犯しておきながら、メールに悪口を書いてあることが問題として、その手段を正当化するのはあまりにも無謀です。
こんなこと警察でもやらない事です。
それをグリーンピースがやったというのは、自分たちの立場を勘違いしているのではないかと思います。

それとクジラ肉の方ですが、捕鯨関係の方の話だと、お土産として持ち帰る事はよくあることらしいです。
それがどの程度なのかは解りません。
そのことを問題視したいのであれば、キチッとした手続きを得て、情報をちゃんと得て、それから論じてほしいものです。

何でもそうですが、真正面から正々堂々と論じて下さいよ。
こそこそと隠れて尾行して、いきなり後ろから攻撃してくるような、卑怯な論じ方は例え正しいことを言っていても、その姿勢が許せません。
本来、日本人ってそういうことが大嫌いな民族だったと思うのですが。
やっぱりどこかで進む道を間違ったのでしょうね。我が国は。

我がの為なら、他人は不幸になっても良い。
利益の為なら、消費者が犠牲になっても良い。
自分の考えを通すためなら、どんな手段を使ってでも通す。

こんな光景が今の日本を支配している気がします。
相手を想い、気遣い、敬う。
本来はそんなことを家庭で学校で、普通に呼吸をするように当たり前に教えられた気がします。

本日の息子の剣道の練習の時に、先生が子供たちに話していた内容がとても心に響きました。
剣道は武道ですので、必ず礼に始まり礼に終わります。
そのための礼の練習もやるのです。
しかし子供ですので、どうしてもダラダラとした礼になりがちです。
そんな時に先生が何気なく発した言葉。

「これから相手に対して面を打たせてもらう。
相手の頭を叩かせて頂くのだから、しっかりと礼をして心して構えなさい。」


いやぁ〜素晴らしいですね。やはり武道ですね。感動しました。
単に相手を叩くのでは無く、尊敬の念を持って叩かせて頂く。
なんと素晴らしい心構えではないですか。
私は息子が剣道をやりたいと言ってくれたことに、本当に感謝しています。
剣道を通して、私自身忘れていた日本人としての心を、思い出させて頂いている気がします。

私達日本人は、日本人であることを忘れてしまっている気がしてなりません。
戦後、日本は立ち直るために、経済に力を注いできました。
そして立派に立ち直り、世界の中の日本として注目されるまでになりました。
しかし、置き去り忘れてきたものは、やはり日本人の心だと思います。
経済が行き詰まっている今日。逆に日本人の心を取り戻す事こそが、これからの日本の発展になると思います。

様々な不可解な事件。
家族間での殺害事件や、通り魔的な身勝手な犯行。
そして政治の腐敗。それを許してしまっている国民。
相手を想い、気遣い、敬う。
この日本人の心があるならば、こんな事は自然と消滅していくでしょう。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 私の思うこと