2006年09月30日

純情きらりラストシーン

今日で9月も終わりでしたね。
今月は忙しかったためか、あっという間のようでもあり、長かったようでもあり、不思議な感覚の一ヶ月でした。

今日で9月も終わりですが、今日で終わりのものがありました。
それはNHKの朝の連続ドラマ「純情きらり」です。
このドラマ、嫁さんが産休に入って、朝の時間に見るようになってから、自然と引き込まれて見るようになりました。

戦前から戦後にかけての時代の内容ですが、音楽を愛する主人公の生き様、音楽を通してさまざまな人間ドラマがあり、「この後どうなるのか?」って見ていました。
最後に主人公の桜子は病の中、子供を出産し、その子供を抱くことも出来ないまま、瀕死の状態を迎えます。
最後のシーンは息途絶えそうな中で、子供の撮影された映写機を見届けながら涙ぐみシーンでした。

ストーリーの流れから行くと、子供を見届けて旅立った感があるのですが、そのシーンはありませんでした。
最後に「子供に話しかけるお母さん」みたいな感じで、自分の人生を振り返り「お母さんはいつでもそばにいるよ。寂しくなったらピアノを弾いてごらん」と語りかけています。

普通のドラマなら、病気を克服して幸せに暮す、ハッピーエンドで終わりそうなものです。
正直、私もそんなエンディングを想像していました。
しかし、そうではありませんでした。
最後どうなったのかは、番組を見ていた人たちに想像してもらおう。という意図があったように思えます。
見る人によっては、病気を克服して家族皆で暮している。いや、やはり病気は克服出来なかったけど、音楽とともに生きているから、家族は皆幸せに暮している。どちらにもとれそうです。
私は後者の捉え方でした。

このドラマの特徴は、人間の心の美しい部分も、醜い部分もあることを表現し、人の生と死、それを受け入れながら、苦しみながらも幸せを感じ取っていくことの大切さを表現していた気がします。
人は時として運命に逆らえず、無念の死を遂げたり不幸な出来事に見舞われたりします。
何も悪いことをしているわけではなくても、奈落の底に落とされるようなことがあるのです。
そんな中でもがき苦しみながらも、人として生き、幸せを求めて生きます。
時には誰かに助けられ、時に誰かを助けて、互いに助け合って人は生きていくのです。
そんなことがドラマの中では、度々描かれていました。

主人公の人生は決して華やかなスターのような人生ではない。
でも、自分の家族、自分を取り巻く人々、そんな中で人として幸せに生きてきた。
誰かを必要とし、誰かから必要とされる時、人は生きていることを実感するのだと思いました。
終わってしまったのは、何となく寂しいですが、とてもいいドラマが見れて良かった思います。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記